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06/19/09 本格的な量産LED電球発表! 06/26/09 どう評価する?オリンパスの新製品
07/03/09 久し振りにデジカメ購入! 09/04/09 デジカメ写真の保存方法



2009/09/04

デジカメ写真の保存方法

読者の方から頂いたご質問でデジカメの写真を私はどのように保存しているのか? また長期保存の安全性についてどのように対応しているのか? という内容のものを頂きました。 私は写真に関してプロではありませんが、この問題についてはかなり関心を持っておりますので、こちらにてご紹介したいと思います。


1.永久にデータロスなしで保存できる方法はない!
  のっけからネガティブな表現になってしまい恐縮ですが、長期間安定していてデータが失われない記録方法は無い!!
  と言わざるを得ません。

  デジタルデータの保存方法としてパソコンの付属装置として古い順に羅列してみると、フロッピーディスク、ハードディスク、テ
  ープドライブ、MOドライブ、CD-ROM、CD-R、CD-RW、DVD-ROM、DVD-R、DVD-RAM、DVD-RWなどが上げられます。

  記録されたデータの安定性からするとフロッピーディスクは数百年は持つとされていますが、それを読み出すドライブがなくな
  ってしまうでしょうから長期間使えるとは思えませんし、また容量が小さ過ぎて写真データの保存に使えません。

  MOドライブはフロッピーよりも容量は大きくデータ保存も50年程度期待できるらしいのですが、メディアの生産は既に終了して
  いますので、ゆくゆくはドライブそのものも入手不能になり、データ保存に使えません。

  テープドライブについては色々なフォーマットの物が存在しましたがデータ記録用のドライブとして現在でも残っている物はあり
  ません。 また純磁気方式による記録は安定性にかなりの不安があるのも事実でした。

  CD-ROM、DVD-ROMなど現在主流の記録方式で20-30年程度の寿命とされています。 技術の改良により更に安定保存期
  間は延びるかもしれませんが、一番の問題はアマチュアが作成できませんから常に製作依頼をしないとなりません。
  この費用と手間は結構バカにならないと思われます。

  CD-R、CD-RW、DVD-R、DVD-RAM、DVD-RWなどは我々アマチュアが記録できるフォーマットで、記録メディアも安くなり大
  容量の記録も可能ですからデジカメの写真データの保管にもってこいのような気がします。 但し平均した記録データの安定
  性は数年と言われており実際には数週間で読めなくなってしまうこともあります。 よってこの方法で写真データを安全に保管
  したいのであれば、写真データをこれらのディスク複数に記録し短期間でデータが消えても他のディスクから読み出せるように
  しながら、2年程度経過したら同じことを繰り返すことで保存の安定性を増すことが出来ます。
  これはかなりの手間になりますし多数のディスクをきちんと管理保存する作業は結構大変だと思われます。

誤解なきようもう一度繰り返しますが、『記録は必ず複数のメディアに同じ物をコピーする必要があります。』 1枚のメディアにコピーというのは絶対に駄目です。 平均保存年数は2-3年と言うのが大方の見方ですが、あくまで平均であり1週間でデータ欠落を起こす場合もあるからです。 実際に写真の保存ではありませんが、私は自動車の中で聴くCDはオリジナルではなくCD-Rにコピーした物を使います。 その理由は振動、高温など家屋内よりも劣悪な環境で使うためですが、20枚中1-2枚は一部音飛びや欠落の存在するものが1ヶ月以内に生じています。 写真の保存で同じようなことが起きるはずですから1メディア保存はリスクが非常に高いという事になります。

  ハードディスクドライブはパソコンの主記録装置として初期の時代から現在に至るまで評価されてきたドライブです。 繰り返し
  の書き込みが可能でありながら高速で大容量の物が安価に提供されており、主記録装置として更に長期間存在し続けると
  思われます。  但し記録の安定性という点ではかなり問題があり、何らかの理由で一瞬にして全データが読めなくなる可能
  性があります。 ハードディスクメーカーによればMTBFと呼ばれる平均寿命はかなり長くはなっていますが、実際には数ヶ月
  でおしゃか!という例も私自身が経験しています。 この辺りをうまく解決できないと安定長期保存の目的は達成できません。

良く考えてみれば当たり前のことなのですが、記録するメディアのデータ保存能力が高くてもそのメディアを読み取る装置がなくてはデータを失った事になります。 従って記録するメディアはその時々で適切な物に変更しないとなりません。  現在最も長く支持されている保存メディアはハードディスクですが、それとても駆動する或いは読み書きする技術的な約束ごとは初期の物とは大違いで互換性はありません。

そういった意味ではアナログ的な記録方法(鉛筆や筆で紙などに書く!)はデジタルデータとは桁違いに長く保存可能であったり、いきなり全データが消えるのではなく一部が欠けたり消えたり薄くなったりという変化で優れた側面を持っていると改めて思います。 写真の保存も同様で質の高いプリントにして高温・高湿度を避けた保存をすれば、デジタルファイルで保存するより簡単に長期の保存が出来ます。



2.私のやっている安全性の高い記録方法
  上でアナログ保存の方が簡単に長期保存が出来ると説明しましたが、若干のデータのロスや変化(例えば写真の色身や濃
  度の変化)
を抑えようとするとやはりデジタル記録保存の方が有利です。 従って長期間データを保存するのは難しい命題で
  あることは知りながらそして面倒くさがり屋の私ですが、以下に述べるような方法でデータ損失の機会を僅少にしています。

  ・ 3台使っているパソコンのハードディスクは同じ物を2台取り付け、1台の丸ごとコピーをもう1台のハードディスクに毎日取る
   (完全に自動処理。) これにより片方のハードディスクが壊れた時には数分以内にもう一台に切り替えてパソコンはダウン
   することなく運用できます。 但し切り替えた時のハードディスクは前日の状態ですから、データが一部消える部分がありま
   すが、メールの受信データはプロバイダーから再度読み込みが可能だしその他のワーキングファイルは次の方法で保存する
   のでほとんど問題はありません。

  ・ 3台のパソコンはLAN(Local Area Network)に接続されていますが、更にNAS
   (Network Attached Storage)を接続して3台のパソコンで共用するファイルサーバー
   として使っています。 これに全てのワーキングファイル(私が作ったデータファイル、
   写真ファイル、顧客データ、注文データ、販売・出荷管理データ・・・・・・・)
を保存。

   このNASはRAID 5と呼ばれるハードディスクのデータ保存の安全性をぐんと高める
   仕様とし容量は800Gbtとなっています。  簡単に特徴を言うと3台のハードディスが
   繋がれていますがその内の1台が故障しても故障したハードディスを入れ替えること
   で完全に復帰が可能であることです。

   唯一の問題点は、ハードディスクが壊れて新しい物に交換し復旧中(数時間から半
   日の間)
に別なハードディスクが壊れると一巻の終わりとなることで、その可能性は
   かなり低いとは言え、ハードディスクの寿命が揃っていると発生頻度は高まります。
   (右は私が使っているNASでバッファロー製のTeraStationです。 高さ23cm、幅
   17cmのコンパクトなものですが、4年前に購入してから電源は入れっぱなしです。)



ということで私が写真データを保管している方法はNAS(RAID 5モードで)です。
ハードディスクが壊れたら交換して復旧作業をすれば全くデータ損失は発生しないし、デー
タ保存に掛かる手間は殆ど無いのでものぐさな私にとって好都合なのですが、上でも述べたように一度に2台のハードディスクが壊れたらデータを失うので、近いうちにRAID 6という方式に切り替えるつもりでいます。
(この場合同時に2台のハードディスクが壊れても復旧可能であるので安全性は飛躍的に改善する。)

年々保存すべきデータ量が増えるためハードディスクの必要容量も増大してゆくし、また容量辺りのコストも下がるので、NASとハードディスクの寿命を考えて4-5年でそっくり交換することで、容量アップのよいタイミングになるでしょう。 来年にはRAID 6に変更すると共に2Tbt(2000Gbtで現在の2.5倍)程度の容量にアップする予定です。

NAS購入の費用はハードディスクの容量とRAIDの方式で差があり10-20万円ほど掛かります。 それを4-5年で入れ替えるとすると結構な負担になりますので、パソコンそのものは処理速度を追い求める高性能なものではなく、自作にてそこそこの性能としてコストを抑え(3台のパソコンに1年で使う費用は3-4万円程度とし寿命を3-4年に見ている。)、低所得の私にも耐えられるようにバランスを考えています。 最も私は高性能パソコンで無いと欲求不満がつのりやすいゲーマーではありませんから、そこそこの性能とはいっても私の仕事では十分にキビキビと働きますが。

NASを導入して既に4年ほど経過していますが、その間のトラブルというと1台のパソコンのハードディスクがおかしくなり交換しただけです。 無論前日までのデータそっくりさんがありますから数分間で復旧しています。 正直言って写真のデータ安定保存についてはほぼ忘れており、問題が起きてもハードディスクを入れ替えるだけというものぐさ人間の私には持って来いの方法だとの認識でいます。



2009/07/03

久し振りにデジカメ購入!

 先週オリンパスの新製品の評価で迷っている!と書いたばかりだが、まったく違う
 角度の見地から新しいデジカメを購入した。 そのモデルはリコーのCX1である。
 購入価格\27,000程だから非常に購入しやすいコンパクトタイプだ。
 ある情報によると業界でトップランクの売れ筋らしいが、良く売れているから購入し
 たわけではなくそこにはこれでなくてはならない明確な理由がある。

 若しも画質に拘ったりすると同じメーカーならGRデジタルとかGX200(以前紹介し
 たがとうとう買わなかったGX100の後継機)
を選ぶようになると思うが、実はこのカ
 メラ信じられないくらい多彩な機能を有したカメラであることが選択理由だ。

 それら全てを使うとしたら熟練者向けと言える仕様だが、ごく初心者にも使える設
 計になっている。 それら豊富な機能の全てはメーカーサイトでご覧頂くとして、私
 が重要視する機能をご紹介しよう。

・連写機能
 連写機能はどのカメラでも有しているが、最大記録画素数で4枚/秒以外に画素数を落としてシャッターボタンを離す直前1秒間
 の30枚又は直前2秒間の30枚連写
、更に画素数を落として120枚/秒の超高速連写が可能。  こんな連写機能はデジタル1
 眼でも余り見当たらない機能だ。 日曜大工的には作業のスローモーション撮影に使えるだろうしミルククラウンの撮影も可能
 になる。

・インターバル撮影
 最低5秒から最大1時間の間隔で定期的に自動撮影が可能。 撮影枚数はメモリーカードの容量や電池寿命による。
 この機能は日曜大工で大きな威力を発揮できる。 例えば塗装の乾燥時の変化を定期的に撮影してやる、パテが乾燥時に起
 こす収縮の様子を撮影する、電池で動作する機器の連続運転で電池電圧がどのように変化する?、電池寿命はどのくらい?
 というような記録に使える。 フィルムでそんなことをやったらとんでもなく出費がかさむが、メモリーカードは必要に応じて消して
 しまえば良いから合理的だ。 後者についてはデーターロガー(自動記録機)という高価な物を使わないと出来なかったが、測
 定器共々撮影することで代用できてしまう。 勿論一般的な撮影の対象として花の開花状況の加速撮影に有効だ。

・超接写
 広角側で最短1cmの接写、望遠端で25cmまでの接写が可能だ。 接写機能はどのカメラでも持っているが、簡単な操作でス
 ムーズな動作というとなかなかそうでないものが多い。 これまで騙し騙し使ってきたC社の名ばかりプロと付くカメラではとんで
 もなくややこしい操作で設定ししかもピントが合わなくていらいらすることが多く最悪だったし、N社のものでも望遠側では接写と
 言えるような撮影が出来ず中途半端だった。  CX1では実に操作が簡単でイライラ度は大幅減少するし望遠端では35mm換
 算で200mmの焦点距離になるがその状態で25cmの撮影距離と言うのはコンパクトデジカメでは例外と言える位短い。

・35mm換算で28mm-200mmのレンズと歪の補正
 その昔銀塩1眼レフで究極的な焦点距離として28mmから200mmを夢見た時期もあるくらいだから、通常撮影にて必要且つ十
 分な撮影範囲だ。 ところで次にお見せする写真はこれまで使ってきたC社のカメラの広角端で撮影したものだ。





左上は広角端(35mm判28mm相当)で撮影したもので、たる型に画面の周辺が歪んでいる。 そして上の写真はパソコンに画像を取り込んで歪修正を掛けたものだ。 このホームページに掲載した写真中このような歪の目立つものは全てこの修正を施してきた。

同じ場所からCX1で撮影したものが左で、実はCX1も似たような歪を出すのだが、カメラ内でデジタル処理し歪を打ち消してまっすぐな物が曲がって写るようなことは無い。

この歪はたる型以外に糸巻き型や陣笠型などがあり私は最も嫌っている歪だ。 一般論としては単焦点レンズよりもズームレンズの方が多く残っているのと広角ではたる型歪が、望遠側では糸巻き歪が出やすく、非球面レンズを使った複雑な物では陣笠型の歪が出やすいとされる。  これまではレンズの設計で抑えてきていたが、難易度の高い技術なのでデジタル処理併用で打ち消す方法はもっと利用されても良いだろうと思う。

 本来なら欲しい機能・性能として、バリアングルモニター、絞り優先/シャ
 ッター優先機能、短いシャッタータイムラグなどがあるのだが、高価なデジ
 1眼でも対応していない機能が上の中にはあるので、それを補完するのと
 同時に、お気楽カメラ、お散歩カメラとして戦力の一角を担うことになる。

 こんなきらりと光るカメラを作り出すリコー、私の好きなメーカーのひとつだ。

 左は28mm短焦点のコンパクトカメラでレンズの性能が飛び切り良く今でも
現役で使っているフィルムカメラだ。 右は廉価なことから大衆に大ヒットした2眼レフのリコーフレックスで1950年製、現在でも完全に動作する。 小学校3-4年生の頃子供の科学に載っていた広告を見て欲しかったカメラだが、これは2年ほど前に買い求めた私の大事なお宝である。



2009/06/26

どう評価する?オリンパスの新製品

 オリンパスがマイクロフォーサーズ規格の第一弾を
 発表しました。 このカメラの登場を待って最終的に
 私のデジタル1眼カメラの構成を決定しようと考えて
 いたのですが、この新製品は何となく中途半端な感
 じがしてきて非常に苦慮しています。

 何が中途半端かというと、EVF(電子ファインダー)
 がない、バリアングルモニターではないの2点に集
 約されます。 私の撮影スタイルではどちらも絶対に
 欲しいからで、その点ではパナソニックのDMC-G1
 或いはDMC-GH1に軍配が上がってしまいます。 但しサイズ的にはDMC-G1は中途半端(十分にコンパクトではない)に思え、気楽に持ち歩くにはオリンパス(E-P1)に軍配が上がる!と頭の中は大混乱。  更にオリンパスは近々最上級機のE3のモデルチェンジをするらしい?とのうわさがあり、フォーサーズとマイクロフォーサーズ両方を持とうと考えているので、更に選択がややこしくなります。

とは言えフィルム用オリンパスペンを3台所有している私にとって現物はまだ見ていないものの、似たようなイメージのフォルムにはかなり魅了されており、簡単に切り捨てられない面もあります。

そしてへぼさ加減にもううんざりしている現有のカメラから早くおさらばしたいので何とか方向性を出したいと悩みはつきません。 所詮長持ちしないデジカメ! どこかで割り切るしかない!! 改めてそう考えながら結論を出さねばならないと考える毎日です。



2009/06/19

本格的な量産LED電球発表!

 現在LED照明器具の製作に狂っている私ですが、本格的な白熱電球置き換え用を狙っている
 と思われるLED電球が大手メーカーのシャープから発表されました。
 600シリーズの5種類と400シリーズの4種類ですが、私の勝手な想像では前者は60W、後者
 は40Wの白熱電球の置き換えを狙っているのではと思われます。

 LED照明を自作している私として気になるのは、置き換えを狙うとなると白熱電球のあのラッ
 キョウのような形状を自作したかったものの極めて難しいテーマでした。
 しかし見事にこれを解決し従来の照明器具に取り付けて違和感のない形状になっています。

 詳しい内容はシャープのニュースリリースをご覧頂くとして、ちょっと面白いな!と思ったのはシリーズの中に調色機能や調光機能が含まれている物があることで、特に調色機能はLEDなら実現できるアイデアですし、リモコンでそれらをコントロールできるモデルもあります。

消費電力に関しては機能が多い物は多少大きいようですが、600シリーズで7.5-8.6W、400シリーズで4.1-5.8Wとなっています。  消費電力の値からするとシリーズ番数の600や400は60W/40Wにリンクしていそうだとの想像も余り外れていないかもしれません。  照度についてはルーメン単位で表示されていますが、これではイマイチぴんとこないので発売されたらテストしてみたいと考えています。

ラジオのニュースで説明されていた販売価格は私の聞き違いがなければ実売\4,000からとのことでしたが、白熱電球40Wの光量に近しい明るさを求めるとLEDは80本は最低必要になり、現在一番易いLEDを使ってもLEDの材料費だけで\3,000は超えます。 と言うことは出費と言う切り口でも自作するメリットはなくなる低価格と言えます。

これで私の自作LED照明の一角(ラッキョウ型)はアンタッチャブルな領域になりそうですが、だからと言ってLED照明自作への情熱は下がることは無いでしょう。 何故ならば白熱電球の形状はひとつの使用上のスタイルであり、その他の形状の照明器具、例えば大きな平面、円筒状、小さな発光面で大光量、線状、照射角制限の光源などなど沢山あるからです。

何にましてもLED照明器具の購入がしやすくなる第一歩であり、LED照明の座席が確固たるものになれば誠に喜ばしい限りで、これまで居住空間でのLED照明にあれこれと騒いできた私の主張も更に理解しやすくなると思います。

私がLED照明自作に狂っている背景は趣味ではなくて、省エネ、長期的にはローコストなどのLEDが有する長所を生かした実用品の製作であり、日曜大工からかなり外れますが、その点(自作による実用品の追求!)は共通です。 そんな目でもってLED照明製作記事をご覧頂きたいと思います。



2009/02/27

嬉しい悲鳴?

昨年11月初めに触れたオリンパスのデジ1の新製品「E-30」は期待通りに実売価格が下がってきており、私の購入目標価格と考えていたボディー単体10万円以下、標準レンズ含むキット価格15万円以下に到達し始めている。 来年春ごろには?との読みどおりになっているのだ。 従ってそろそろ註文する準備をしなくては!と考えていた矢先にオリンパスがE-620なる新製品を2月24日に発表した。  その内容は、これでも私の使用目的には十分かな?と思われる性能・機能を有し重量は下位機器のE-520と同じという軽量化されたモデルで無論内容はE-520よりもワンランク上だ。

E-30の下位機種ということもあり、当然価格もE-30よりも安くボディーのみでいきなり9万円以下が提示されているが、数ヵ月後には6-7万円になってくるであろう。 例のマイクロフォーサーズのパナソニック製 DMC-G1のボディーも5.6万円台に下がってきており、なんとも悩ましくなってきた。  残るはオリンパス自身のマイクロフォーサーズがどうなるか? もうそろそろ発表になるのではと思われるが、どのように選択・絞りこみをするのかが大変難しくなってきた。 何れにせよこれらのフォーサーズ、マイクロフォーサーズ群は私の感性にピッタリ合っていることもあって嬉しい悲鳴の限りである。

左からE-30、E620、DMC-G1で、何れもデジ1で必須条件のフリーアングルモニター付き。 私の使用目的にはどれも十分適うのだが、マイクロフォーサーズボディーは所有する沢山のライカマウントレンズ(12mmから90mmまで12本)を使うために絶対欲しいので、未発表のオリンパス製マイクロフォーサーズ次第で2台購入の組み合わせ(フォーサーズとマイクロフォーサーズ各1台)が随分変わってしまう。 これは楽しい悩みになる。



2009/02/13

パソコンとの付き合い

私が最初にパソコンを使い出したのは1987年でした。 ハレー彗星が大接近をしたのが1986年でその1年ほど後と覚えています。 年齢で言えば47歳ですから私が使い出したのは遅いほうだったと思います。 その理由としては日本ではパソコンユーザーというのは、自分でプログラムを組むのが前提という趣味性が高く、実用性を重視していませんでした。  一般的にはワープロに人気があったと思いますし私も使っていました。 しかしアメリカに滞在していた私はアップル社の初代マッキントッシュやIBM社のPCの考え方(既製品のアプリケーションソフトで合理的な仕事をする!)にショックを受け、これなら仕事で生かせそうだ!!と使い出したわけです。

最初に購入したのはIBMのModel 50という80286をCPUとしたクロック速度が10MHz、搭載さ
れたメモリーが512Kbt、ハードディスクは40Mbtという今から考えるとおもちゃのような仕様で、
現在使用しているパソコンはクロック速度2.3GHz、メモリーは4Gbt、ハードディスクは500Gbt
を2個使っていますから正に天と地の差です。 しかもプリンターを含めて約6,000ドルものお
金を使っているという高額な物だったのですが、色々なアプリケーションがさくさくと高速に動き
大変感激したものです。  (右はIBM PS/2 Model 50の写真。)

そしてそれから22年経とうとしている現在までに随分買い替えや一部の強化などにお金を使
ったり様々なトラブルに直面しその都度解決を重ねるに従い、パソコンに対する位置づけや考
え方がこの10年でほぼ固まったように思います。 それらは次のようなものです。

  1.壊れたりダウンした時に速やかに回復できる十分な手立てが必要。
    パソコンはハード的なトラブルのみならずソフト的なトラブルも起こしやすいです。
    それらがいつおかしくなっても完全に元通りにならないと大変困ります。
    特にmini-Shopを運営している今は数時間以内に復旧できることが望まれます。
    そのために私は4台のパソコンを使っています。

    1台は私のメインコンピューターで、インターネットアクセス、写真の画像処理、設計・構想図面の描画、サイトの編集がメイ
    ンの仕事です。 2台目はmini-Shop運営管理専用で、受注・発注・経理管理・mini-Shopサイトの編集などですが、これら
    2台のパソコンには同じハードディスクがそれぞれ2台入っており、毎日片方のハードディスクのデータをもうひとつのハード
    ディスクに丸写ししています。
    この為にハードディスクがおかしくなったら入れ替えにより1日前の状態に完全復旧できます。 更にこれらのパソコンで作
    られた全てのワーキングデータはNASと呼ばれるデータ保管の専用パソコンに保管されこれが3台目です。 このNASは
    データ保存の安全性が確保されたRAID 5という仕様で、内蔵されたハードディスクがおかしくなってもそのハードディスクを
    入れ替えるだけで完全復旧できます。

    こんなことから2台のパソコンがおかしくなってもデータの滅失が発生する心配はまずありませんし、復旧は殆どの場合数
    時間で可能となります。 これら3台は常時電源ONを前提としていますが、4台目のパソコンは使用するときのみ電源を入
    れるタイプで、2台の常用パソコンがハードディスク以外でおかしくなった時の為のバックアップになります。

  2.1台で何でもこなすのは問題が多い。
    パソコンでは実に様々なことができますが、だからといって1台のパソコンで沢山の仕事をやらせるのは問題を起こす可能
    性が高いです。 例えば私はゲームに殆ど興味がありませんが、最近のゲームの中には高度な機能・性能をグラフィクス
    処理に求める物がありその場合グラフィクスカード、CPU、メモリーに高性能さを求められます。 また音楽・音声処理に重
    点を置くとオーディオカードに高性能な物が欲しくなります。 そういった色々なハードウェアを使うとソフト的な設定も色々
    複雑に変化します。 こんなことから1台のパソコンでいろんなことをやらせると競合が発生しやすくなり安定した動作が望
    めなくなる可能性があります。

    従って使用目的に応じてパソコンを複数運用する方が安定した運用が出来ますしそれぞれの修理・修復もしやすくなりま
    す。  上で申し上げた使う時だけ電源を入れるバックアップ用のパソコンは通常DTM(デスクトップミュージック)専用とし
    ての設定がなされており、私の使っている3台は使用目的に応じて最適化していることになります。

  3.安定して動いているならいじらない方がよい。
    安定した動作をしているパソコンを何らかの理由でいじりたいことがあります。 例えばOS(基本ソフト)が新しくなった時と
    かアプリケーションソフトがバージョンアップされた時、新たな興味あるソフトが出てきた時、もうちょっと早く動くようにしたい
    などと考えた時にいじり易いものです。 しかし私は過去の経験からじっくりとそれらの変更の必要性を考え思いとどまるこ
    とが多いです。 例えばOSが新しくなれば新機能が付いて便利になったりするのは普通ですが、動作が重くなりより高性
    能なCPUを必要としたりメモリーの増設が必要な事が多いようです。

    もっと問題なのは安定性が損なわれる事もあります。 私が1987年にパソコンを買って以来今までに販売されたOSは、
    主だった物だけでもMS DOS V3.3、MS DOS V4.0、MS DOS V5.0MS DOS V6.0、Windows 95、Windows 98、Windows
    NT、Windows 2000Windows XP、そしてWindows Vistaとなっていますが、青字で示していないOSは何らかの理由で使っ
    ておりません。 OSが変わるとハードウェアも抜本的に変えたくなるので、逆に言えば1台のパソコンの使用期間はこれら
    により延びているというメリットもあります。

  4.新しいアプリやアプリのバージョンアップにも要注意。
    3.にも繋がることですが、アプリケーションソフトの変更や追加も要注意です。 やらたに重くなったりハングアップし易くな
    ったりすることが結構あるからです。 従って新たな機能が絶対に必要だと結論付けられない限り、或いはOSとの相性か
    ら使えなくなってしまわない限り私は同じアプリケーションを使い続けることにしています。 そうすることにより安定動作が
    保障されやすくなるからです。

    この類で今まで一番腹立たしかったのはウィルス対策ソフトで今でもかなりシェアを有しているソフトなのですが、インストー
    ルしたとたんに我慢ならないくらいパソコンの動作は重くなってしまい、削除して再インストールしたり、調整しようとしまし
    たが結局使うのを止めました。(約\5,000のお金の無駄遣い!)  似たようなことは他のソフトでも起こるはずなので、OS
    が変わってもちゃんと動作するのであれば私は変えないことにしています。

    その一番の典型はMicrosoft Officeで、何と今でもOffice 97を使っています。(10年程になります!)  そうしている一番
    の理由はデータベースのAccessで、これで作っプログラムがmini-Shopの販売・経理管理に使われているのですが、その
    後のバージョンのAccessでは互換性がないので作り直さないとなりません。

    またご存知のように日曜大工においてはExcel 97で全ての設計図面、構想図面を描いていますが、その後のバージョン
    のExcelでは描画の使い勝手が悪くなったりして具合が悪いのです。(Microsoftに文句の言える問題ではありません!)
    幸い現在使っている Windows XPでもOffice 97は全く問題なく動作するのと、最新のOfficeが有する追加機能のメリットを
    感じないので、今後も継続して使うつもりでいます。

  5.パソコンは自作の方にメリットがありそうだ。
    パソコンを使い出して足掛け22年経っているのですが、その間に買い替えした台数は13台ほどになります。(除ノートブッ
    ク。)
 そしてそれらのうち完成品は5台で残りは全て自作です。

    もともとIBMが開発したパソコンはユーザー自身が自由にいじったり、内容を変更したりし易いよう工夫されており、サード
    パーティー製のハードウェアも無条件で開放している特徴があり、自作し易い環境にあるからです。(マッキントッシュはこ
    れと正反対の考え方で自作は出来ない。)
  自作を始めた当初は作る事が面白くて部材を入れ替えることで少しでも速く
    なったりするのが楽しくてしかたがなかったのですが、現在では費用節減には自作が最高と考えています。

    ここで誤解なきようお願いしたいのですが、全く新たなパソコンを一式購入するとしたら費用の点では恐らく完成品の方に
    軍配が上がると思います。 しかし買い替えの際にはそれまで使ってきたキーボード、モニターなどを初め全ての部材を入
    れ替える必要はありません。  私の場合キーボード、マウス、モニター、ケースなどは10-15年使い続けているものばか
    りです。  また私はパソコンを3台使っていても切り替え機を使うのでモニター、キーボード、マウスは1組で十分です。
    そんな理由から本体だけ購入したいと考えてもメーカー製だとそんなことは出来ません。 またメーカー製ではOSも限定さ
    れて選ぶことが出来ませんし新しいパソコンでもこれまで使ったOSを使いたいと考えOS無しで購入することもできません。

    こんな理由で私はこの15年は自作でまかなっており、その間使った費用は40万円(3台で)程度で済んでいます。
    最初に購入したIBM Model 50が6000ドル(約70万円)、その後購入したIBM互換機のサーバー級のビッグタワーが本体だ
    けで7000ドル(80万円以上)でしたし、今は安くなったとは言えメーカー製のパソコン一式は20-30万円するでしょうから、
    私の出費額はケチケチの部類に入るかもしれません。  但しパソコンの自作には相当の知識が必要なので誰でも取り組
    めるとは言えませんが、私の場合には死ぬまで自作を続けるに違いないだろうと思います。

以上のように余り一般的ではなく参考にはならないかもしれませんが、私にとってのパソコンは趣味ではなくて1日とも欠くことのできない道具になっています。 これがなかったら日曜大工の構想・設計をきちっと仕上げ極めて合理的に作品を仕上げることは出来なかったでしょうし、このサイトを通じて皆さんと触れ合うこともなかったでしょう。




2009/01/23

暫くLEDに狂いそうです。

 昨年末はLEDを使った孫の枕元用の電気スタンドの製作に大きな
 時間を費やしたのですが、年が改まった今LED使用の実用品を
 積極的に製作しようとしています。

 「VIC's D.I.Y.」というサイト名からすれば大きなずれはないように
 思えますが、居住空間の収納部分を改善するという主テーマから
 すると大工仕事と言える部分が薄くなることは否めません。
 しかし大型の収納家具を初めとしてひととおり作り終えてしまった
 感がする今、私としては時代の大きなテーマになりつつある省エネの観点から、LEDを使った応用例に大変関心を持っており、価値のある実用品を作りたいと考えています。

ホームセンターを始め色々なお店でLEDを使った実用品が並び始めましたが、大半は懐中電灯のような物で本格的な照明器具をLEDでというのはまだ殆ど見当たりません。 その昔ラジオ少年であった私は、今がその絶好のチャンスと捉えているわけです。(完成品がないのだから自作の絶好の機会!!)

LEDを使うメリットは色々ありますが、次の3つが挙げられると思います。

  1.電気エネルギーを光のエネルギーに変換する効率が白熱電球や蛍光灯よりも高い。 このため発熱も少ない。

  2.白熱電球や蛍光灯は照射角が大変大きく、これが都合良いこともあるが、無題に繋がる場合もある。
    LEDの照射角度は遥かに狭いのでこれを有効利用できる使い方がある。

  3.物理的な高さが10数ミリしかないため、薄い照明器具を製作可能。


但しデメリットとして、

  1.発光光量辺りの部品単価が極めて高い。

  2.発光面積が小さいので面発光とするには多量のLEDを使って組む必要があり少々面倒。

が挙げられるでしょう。

なおLEDを駆動する電子回路を組み立てる必要がありますが、私はテスターがあれば調整が可能で初歩の技術で作れることを念頭において製作例を紹介して行こうと考えていますので、LEDの使い方を始めこれまでアップした情報も含めて、皆さんの製作の参考になればと思います。

既にご紹介した「省エネLED電気スタンド」、そして今週構想をアップした「LED屋外灯」「PC周辺の照明装置」以外に、おぼろげな構想として、「古い蛍光灯スタンドの改造」「接写用リングライト」「非常時用ランタン」「車載のマップランプ」等がありますが、順次紹介する予定でいます。

ということで日曜大工本流のテーマが完全に止まるわけではありませんが、LEDをメインテーマとした製作が増えますので、よろしくご承知おきください。



2009/01/09

あけましておめでとうございます!

言い古されたともいえるご挨拶で恐縮なのですが実は今年の正月は全くめでたくスタートしておりません。 というかどろどろの不安が入り混じった形でスタートし、昨日今日になってやっと落ち着いたところです。

なんでそのような正月が私のところにやってきたかというと、家内の突然の病気で正月早々大手術をする事態になったからです。
事の発端は昨年12月の始めで、左の目の奥が痛い!という家内は眼科のお医者さんにいろいろ診察を受けたのですが、数日後に突然左目のまぶたが下がったままになってしまいました。 それを診た眼科のお医者さんは大病院での精密検査を受けるようにアドバイスし1週間の検査入院で髄膜腫という腫瘍の一種が出来てそれがまぶたをコントロールしている神経を圧迫しているためまぶたが落ちたままになった!との診断を受けました。

そして手術をすべきかどうかも含め悩んだあげくリスクがあることは承知の上で、腫瘍摘出の手術を受けることにしました。 その理由としては現在はまぶたをコントロールしている神経に対する障害が主ですが、腫瘍の増殖速度いかんで他の神経(視神経、嗅覚神経などなど沢山あります。)に障害を及ぼし、失明を初めとした重大な障害になる可能性があるからです。

手術そのものは1月6日になんと8時間30分という長い時間を掛けて行われ、幸いにも困った副産物の障害もなく順調に回復基調にあります。 無論私はその手術の際には不測の事態に備えるため病院に張り付いていましたが、やっと一安心できるところまで来て、我が家にも正月が来たんだなー!との感慨でおります。

そんなことがありましたので、mini-Shopの営業開始も1月8日とさせていただいた次第です。 昨年は私がダウンして入院する羽目になりました。 そしてその後定期的に検査を受けて問題がないことを確認してきておりますが、皆さんにおかれましても健康維持には十分にご注意ください。  VIC's D.I.Y.のアップもそういうことでバリバリスタートではありませんが、ご了解いただければ幸いです。

2009年1月  Vic's D.I.Y. / Vic's D.I.Y. mini-Shop 主幹 Vic Ohashi こと 大橋 克人



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