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今回使ったメインの道具。 胴突きノコギリ(粋な奴)は精密切断の必需品ですし、1mm以下の寸法確認にはノギスも欠かせません。
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プリント基板を挿し込む溝彫には、電動トリマーに1.6φのストレートビット(SS1-1.6G)を取り付けて彫りました。 プリント基板の板厚が1.5mmですので、どんぴしゃの溝幅になります。
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SS1-1.6Gで深さ1.1-1.2mmに彫ってプリント基板を挿し込んだところ。 きつからず緩からずの絶妙な感触でした。
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ハウジングとなる部材の予備加工が終わったところ。 重要部分の寸法はノギスで測りながら微調整加工し±0.1mmまで追い込んであります。
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アーム部分には3mm幅で深さ6mmの溝をトリマーで彫り、電源コードを圧入します。(最終的にはボンドGPクリヤーで固定。) またアームの先端の反対側19mmは4mm削って薄くしてあります。
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ハウジングの枠を接着中。 クランプによる圧着保持は接着でまともな物を作るのに必須の作業になります。
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こちらはハウジングのアームの先端の4mm削った部分に、ハウジングの天井(天板)を貼り付けました。 この眺めは上側から見たところです。
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それをひっくり返すとこうなっており、ここに上の写真の枠を接着してハウジングの組立作業は終わりです。
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枠とハウジングアームを接着し、クランプ・ハタ金を使って圧着保持しています。 大げさなようですが接着によってまともな物(正確な組み上げ寸法とい十分な接着強度を有する。)を作るには不可欠。 重しを載せて!!なんていうのは決してうまく行きません。
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接着が完了しましたので、確認のためLED基板の装填をしてみました。 手前の幅の広い部分から両溝に基盤を挿し込んで押してやります。
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3枚の基板を全て装填し終わりました。 後ほど当て板が固定され抜け止めとなります。
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装填した側から3枚のLED基板を見たところです。 これで大事なポイントである、「後でメインテナンスや修理のためにLED基板が外せるようにすること!」が満足されます。
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さて組み立てが終わったT型のLEDハウジングを実際の設置角度に置くとこうなります。 後ろのアームの部分が前後にスライドするようになります。
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下面を上向きにして見ました。 前掲の設計図面(上面透視図)の左右をひっくりかえした状態です。 駆動回路基板はこんな位置に収まり、その右側に電源スイッチが取り付けられます。
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ハウジングの上下を捨て板で挟みました。 この捨て板はトリマーで切削時に端の部分の欠けや切削斑が出やすいのを防止するためです。
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トリマービットは大きな切削半径を持つボーズ面ハイストリマービットを使いました。 設計図では半径9.5mmとしていましたが、それより大きい12.7mmの半径になっています。
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切削量が大きいので数回に分けて少しずつ削っていますが、切削が終わったところ。 この後替刃式ヤスリと#240ペーパーを付けたハンドサンダーで研摩します。
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そして捨て板を外した状態です。 切削面に接着の継ぎ目が見えています。 捨て板は後で溝を彫る際に再び使います。
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木口テープの丸い角に当たる部分の前後5cm位を熱湯で濡らしたハンドタオルで包み20分程寝かしてテープをふやかします。 テープの裏紙は剥がしません。
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裏紙を剥がしながら所定の位置に貼って行きます。 貼りなおしは絶対にやってはならない(接着力が極端に落ちるので。)点に注意しながら進めます。
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もう1枚の木口テープを同様に貼り付けたら完全乾燥(2-3時間程度。)乾燥させた後にはみ出たテープをカッターナイフで削り取り、替刃式ヤスリで慣らし最後に#240サンドペーパーを付けたハンドサンダーで研摩しました。
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次に捨て板で挟み木口テープの貼り合わせ点とガイドの距離が45mmになるようにして、3mmのストレートビットにて削り込みます。
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木口テープの繋がり目は3mm幅の溝に置き換わります。 この溝は表面の塗装が終了後艶消し黒の水性ペイントを流し込みます。 ちょっぴりの木工作業はこれで終わりました。
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着色はLEDハウジング部分は、白、チーク、青のポアステインを混ぜたもので、茶色味を僅かに感じるグレー、アーム部分はチェスナットとしています。 そして油性ウレタン透明クリヤーを3回塗り、その後油性ウレタンつや消しクリヤー1回という私のスタンダードの仕様です。 また溝部分はニスが乾燥後に水性ペイントつや消し黒を塗りこみました。 物が物ですので、余り際立たないような色にしましたが、それでもニスを使ったため木工作品であることが判る雰囲気になっています。
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塗装が済んでからとは少々おかしな手順ですが、電源スイッチの組み込み、駆動基板固定のポスト(赤矢印の部分2箇所。)、蓋を挿し込む細い棒(2 x 2mm)の貼り付け(黄色矢印部分)の加工作業を済ませました。 ポストは後ほどエポキシ接着剤で固定します。
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この後ハウジング内部をつや消し黒のペイントで塗装しますが、ここで電気部品を所定の位置に取り付けて、念のための最終確認をしておきました。 上が取り付け前で下が取り付け後です。 下の矢印の先は最終的にはネジ止めとします。 従って必要とあらば上の状態に戻せます。 外せないのは電源スイッチだけで、これは不具合を生じる可能性が極めて少ないためです。
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内部をつや消し黒のペイントで塗りつぶした上で、電気回路を組み込みました。 駆動回路部分は長めの線を折り曲げていますので少々ごちゃごちゃしています。 またその後2mm厚のPET板を切断し駆動回路部分のカバーとしました。 PET板が白いのは偶々手元にあった物を使っただけで、特に意味はありません。 これで感電する心配は全くなくなります。
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早速明るさと明るさの分布がどうなっているかを確認すべく三脚に取り付けて壁面から1mの距離から照射してみることにしました。 この照射面の間口は1200mmで狭すぎるのですが、実使用範囲から考えると十分です。
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そしてLEDランプだけでの照射はこんな按配です。 中央横方向に最も明るいエリアがあり、その外側に1段暗くなったエリアまで1,330mmあります。 その外側は光りが全く当たらない部分です。 明るさが2段階になるのはLEDを2列に並べているためで、構想段階で判っていたことです。
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中央の明るさは700ルクスありますが、上下左右に明るさが半分の250ルクスになるところにマーキングし(紙テープに赤丸を記した。)中心からの距離を測りました。 構想段階で計算した範囲から±15%程度のずれでほぼ目標どおりです。
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