2012/11/16
ヘッドフォーンにのめり込むこの頃
私は音楽を聴くことが好きでオーディオ装置にそれなりの思い入れを持っているのだが、最終的に音を出すのは長年スピーカーだった。 ところがある日本製のスピーカーユニットをある時気に入って何と9セット購入した。(2Way構成なのでセットになる。) ところが10年近く経緯したそれらのユニットは全て使えなくなった。 原因は発泡ウレタンを使ったエッジがボロボロになってしまったためである。 購入価格に換算すると20万円ほどになるそのユニットは既に製造終了になっているため修理もできないと言われた。 そういったスピーカーを修理する手はあるにはあるのだが、間違いなく音は元通りにならない。 困ったことに音が良いとされるスピーカーの殆どが発泡ウレタンエッジを使っておりその寿命は同じようなものであることだ。
暫し今後どうするかを考えた挙句、スピーカーについては音質の前に寿命を優先して検討してやることにした。 但しこんな条件を付けるとスピーカーの選定は間違いなく非常に困難になる。 つまり音質が満足できないフラストレーションに悩まされる心配があるわけだ。
そこで考えたのがヘッドフォーンの積極的な導入だ。 ヘッドフォーンもピンからキリまであるが\1,000台から上限は\200,000.-程度で寿命はやはり10年程度と考えて良いが費用負担はぐんと低いと言って良い。 そこである家電量販店のヘッドフォーン試聴コーナーに音源となるCDを持参し片っ端から聴き始めた。 その訪問回数は10数回になったが、絞り込んだ数機種をポチポチと購入し始めている。(数機種としているのは完璧に全ての意味でベストというものはないため。)
現在使っているものを簡単に紹介しておくと、
これは最近購入したものではなく10数年前に\13,000程度で購入
したと記憶しているDENONのAH-D1000である。 これはあまり
真剣に聴き込むことなく購入しているが、音の傾向はややドンシャ
リ的で分解能はあまり良よくない。
但し装着感が大変よく圧迫感が少ないから長時間聴いていられ
る。 また隙間が少ないからそれによる低域減衰がない。 但し最
近何やら振動系が擦れ合うような音を出すようになってきており、そ
ろそろ寿命だと思われる。
メーカー発表スペック
型式: 密閉タイプ ダイナミック型
インピーダンス: 32Ω
感度: 103dB/mW
再生周波数: 8〜37,000Hz
質量: 180g(コード含まず)
コード長: 1.5m OFC線
これはAKG製のK172HDで市場平均価格は\27,000前後である。
AKGにはまだ購入希望モデルがあるのだが、モニター的使い方に
もいけそうと感じたので最初に購入した。 モニター用をストレート
に言えば『粗探し能力にたけていて音楽性よりも分解能力が重要』
でありリスニング用にはあまり向かない。
しかしK172HDは高い分解能、聴感上フラット、密閉型のため周り
への音漏れが無い、の点で録音時のモニターに使える。 また耳
全体を抑える装着形態で真夏の暑い時でもすっぽり耳に被さるタイ
プよりもムレ難い。
メーカー発表スペック
型式: 密閉タイプ ダイナミック型
インピーダンス: 55Ω
感度: 94dB/mW
再生周波数: 18〜26,000Hz
質量: 200g(コード含まず)
コード長: 3m
こちらはゼンハイザーのHD650で市場価格は\47,000程度で高
価な部類に属する。 このヘッドフォーンの良い点はなんといっても
美しい再生音に尽きる。 これを文字で表現するのは非常に難しい
が、低域から高域まで滑らかでこけおどし的な色付けがないのに
音色が美しいのだ。 これで弦楽器や女性ボーカルを聴くと最高
だ。 そして低域は量感がりながらブーミーではなく、意外にもジャ
ズがいける。 強いて欠点を言うと分解能はあまり高いとは言えな
いがその裏返しに音楽性があるわけだ。 また開放型で周りへの
音漏れがあるから公共の場所では不向き。
メーカー発表スペック
型式: 開放タイプ ダイナミック型
インピーダンス: 300Ω
感度: 103dB/mW
再生周波数: 10〜39,500Hz
質量: 260g(コード含まず)
コード長: 3m
ヘッドフォーンではなくてイヤーフォーンの分野でもお気に入りを探し中だが、それについては今後買い増しをするヘッドフォーン共々またの機会にご紹介しよう。 これらヘッドフォーンをうまく駆動できるヘッドフォーンアンプ作りにはもっと精を出さねばと考えている。
2012/06/12
フルーツ直販のご紹介
私の友人に佐藤修治さんという方がおります。 福島県飯坂町で果樹園を経営されていますが、奥様が私の家内と幼なじみという所から知り合って家族ぐるみでお付き合いさせていただいております。 2010年には2人の子供の家族(茉菜と優真の2人の孫を含む)と供に大挙してお邪魔しモモ狩りを楽しませて頂きました。(以下はその時の写真です。)
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訪問したのは2010/8/27でしたが、このように沢山のモモが実っていました。
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始めて果樹園に入った茉菜ちゃんも吃驚。 これは葡萄を見ているところです。
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暑い日でしたがデイテントの下で取り立てのおいしい桃をみんなで頂きました。 左の写真の右側が友人の佐藤修治さんです。
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佐藤さんの娘さんご夫婦は果樹園経営を引き継がれる予定ですので、現在は4人でサクランボ、モモ、リンゴの果樹園を守り育てられているわけですが、若夫婦が是非ともインターネット通販を始めてみたいという話を伺い、mini-Shopで多少の経験がある私がお手伝いさせて頂きこの度営業開始いたしました。
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左から店長となる大介さん(その右の娘さんのお婿さん)、久美子さん(娘さん)、元子さん(修治さんの奥様)、責任者の修治さんですが、4人で広大な面積の果樹園を守り、育てられています。
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修二さんは既成概念にとらわれない革新的な果物の育成、手入れ、販売方針等を貫かれてこられましたが、大介さんは若いからこそ出来る更なる新しい発想を持って取り組もうとしております。 私(VIC)はそのような佐藤御一家を全面的に応援したいと念じておりますので、これを読まれる皆様方も是非御利用頂きたいと、お願い申し上げます。 詳しくはこちらから『佐藤果樹園』の通販ホームページにお進みください。
2012/06/08
やっと見えた10数秒
金星の太陽面通過時間は7:18から13:38という長時間で、金冠日食の時の数分間よりも遥かに長いから今回はおけらになる事はないとおおらかに構えていたのだが、通過開始と終了直前の数十秒間に見られるブラック・ドロップ効果はもとより大半の時間は折から通過する台風の影響で分厚い雲に覆われ完全に見えない状態が続いた。
それでも家の前の防火水槽の上に大型双眼鏡に据え付けた35mm、5倍の双眼鏡と45-200mmズームを備えたマイクロフォーサーズカメラを据え付け粘り強く待った。 (右の写真を参照されたし。)
見えない状態が続いたのだが12:30分を過ぎた頃雲が切れ始め日が差してきた。 そこで大声で家内を呼び寄せて双眼鏡にかじりつき、大き目の丸いほくろが太陽に張り付いているのが見えた。 私が覗いていたのは10秒弱で家内に覗いてもらったのが十数秒であろうか、家内も見えた!見えた!と甲高い声を出しお互いに感激した次第。 そして私は写真を撮影しようとしたのだが、再び雲が厚くなり通過が終了するまで太陽が見えるようにはならなかった。
思い起こすにその昔滞在していたロスアンゼルスで観測していたのであれば決してこのようなことは起こらなかったろう。 何しろ年間の晴天率が80%を超える気象であり、曇ったというだけで非常にアンラッキーで、ましてや雨に振られることなんて考えもしなかった。 そんな地域だからこそ私は天体観測や天体撮影にのめり込んだのが非常に懐かしい!
まあ贅沢を言い出したらきりがない。 ここは太陽面通過を肉眼で見たという事実で良しとしておこう。
2012/06/01
おきらく太陽面観測
先日起こった金冠日食だが残念ながら太陽を拝めたのは金冠日食どころか部分日食も終わった後のことだった。 栃木県に住む私の妹とその娘(私からすれば姪)や私の娘に頼まれてまとめて調達した太陽観測眼鏡は、私のみ使うチャンスがなかった。 と言ってもそうなる可能性は常にあるので、お金をかけて力の入った準備をしていなかったのがもっけの幸いだが、6月6日には金星の太陽面通過がある。(7:18に始まり13:38に終了!と長い。) 従って金冠日食のために準備していた道具はそのまま保管してあるので、ご紹介しておこうと思う。
太陽を観測する場合ご存知のとおり極めて明るい物体であるのと同時に赤外線、紫外線も強力でありそれらを抑えないと目を傷める。 一般にそれらの目的のフィルターは、写真撮影用と眼視用に分けられており、詳しいスペックは判らないが、写真用は単に明るさを低減するもので赤外線や紫外線を目に対して安全領域まで低減できないので、眼視用に使ってはいけないとされている。 となると一眼レフで光学ファインダーとなっているものは覗いてはいけないことになる。(光学ファインダーではなくてモニター経由なら良い。)
一方眼視用は減光機能のみならず赤外線、紫外線も減少できるから目に安全というらしい。 但し眼視用フィルターを写真撮影用に使った時に性能が不十分になるのかどうかは判らない。 多分そのようなこともあるのだろうが、私の場合撮影といっても学術的な目的があるわけでもなく、おきらく観測なので眼視用として揃えたという次第。
というとなにやら大袈裟な感じがするのだが、ドイツのBaader Planetarium社製のアストロ・ソーラー フィルターシートを使うだけだ。 私の場合A4サイズで\2,800.-で販売されていたものを購入したが、これを適当なサイズに切断し、双眼鏡、望遠鏡、写真レンズなどに被せてセロファンテープで固定してやる。 A4サイズ1枚で、35mm5倍の双眼鏡、デジタル1眼カメラ用レンズ(35mm判換算90〜400mm)に取り敢えず使っているが、半分ほど残っている。 そうそう\800〜\1,000で販売されていた太陽観測用眼鏡に使われているフィルターも全く同じ物のようであり、このシートで自作するととんでもなく沢山の眼鏡が作れてしまう。
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上が金冠日食を気楽に観測しようと準備した物で、左上が望遠ズームレンズ(35mm判換算90〜400mm)でこれで太陽を撮影すると直径1.8mm位に写る筈。 その右は35mm 5倍のニコン製双眼鏡で集光力が高いので天体観測用に使っている物。 そして手前はケンコー製太陽観測眼鏡だ。
望遠レンズと双眼鏡には銀色のシートのような物が被せてあるが、これがドイツBaader Planetarium社製のアストロ・ソーラーフィルターシートで太陽観測眼鏡にも使われている。
右は双眼鏡を大型の三脚に固定した状態。 こうすると観測対象を安定的に見ることが出来る。
以上で等倍眼視観測、5倍眼視観測、写真撮影(35mm判で400mm相当)が可能になる。 |
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写真撮影用ソーラーフィルターだけでも\5,000.- 〜 \10,000.-することを考えるとコストパフォーマンスは極めて良い。(もともと私の欲しかった太陽撮影用フィルターは52φのサイズだったのだが全く入手不可能で、その替わりを探している中で、天体望遠鏡の専門店に販売されているのを発見した次第だ。)
7:18〜13:38が観測時間であるから時々曇り!のような状態でもOKな筈だがさあてどうかな? 出来ればブラック・ドロップ効果を観測そして撮影できればと思うのだが。
2012/03/02
久しぶりの大雪
あしたは3月という2月29日の早朝から降り出した雪は正午過ぎま
で降り続き、我が家の庭に積もった雪を測ってみたところ13cmの積
雪になった。 我が家で経験する10cm以上の積雪は何年ぶりにな
るのか判らないが、私はうきうきして嬉しくてしかたがなかった。
右の写真は自宅のちっぽけな庭に置かれたアルミ鋳物製のテーブ
ルとイスだが、これに積もった雪を見て、『こんな大きなハンバー
ガーだと食べ応えがあるだろなー!』と感じ入ったのだが、その
話を家内にしたら、『あなたもノー天気ねー!』と笑われた。
雪というと豪雪地帯に住まわれている方からすれば『冗談じゃない
よ!』とお叱りをこうむるかもしれないが、ハンバーガーに見えた雪は別としても、私にとっての雪は実際に触った時の冷たさに反して 普段見慣れている風景が柔らかく包まれて温かみを感じるのが嬉
しくなる原因であるようだ。
そのような見え方は積雪をクローズアップした方がそれらしくなるの
だが、積雪量が多くなると広範囲の風景でも結構それらしく感じる。
次の写真は上が今年2月29日11:00に撮影した写真で、下は昨年の2月15日9:00に撮影した写真で、レンズの焦点距離は35mm換算14mmと超広角だが、結構面白い比較になっていると思う。
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積雪13cm程度でも積もった雪がふっくらと包み込むような感じが出ている。 この感じは写真よりも実際に見たときにはもっと強くなる。
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こちらは降った後の写真ではつらつとした清々しい感じがするものの、積雪量がぐっと少なくコントラストが高い事も手伝って包み込まれるような感じはない。
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久々に雪景色をエンジョイして幸せな心持でいるノー天気な私ではある。
2012/02/10
富士山一周バス旅行
昨週末、富士五湖を訪れながら富士山を観望しましょうというバス
ツアーに参加しました。 このルートは独身時代に2回、結婚してか
ら!と言うか9年前にデミちゃんを連れて2晩泊まりのドライブもした
ところですから珍しいという事は無かったのですが、実はそれら3回
で富士山が見えたのはごく一部の場所からだけで、一度に富士五
湖全てから見えたと言う事はありません。 それどころか最後の9年
前に行ったときには3日間全く富士山が見えず、70%位は雨に降ら
れ散々な目に合いました。
今回は真冬で晴天率が高いはずですし車を運転するわけではない
ので気楽に行けます。 1日でぐるっと一周するので車中からの観
望中心なんていうツアーもありますが、パンフレットによればそれぞ
れ20分程度の停車はするそうです。 昼食も弁当が配られるだけで
どのようなタイミングで食べるかは完全に自由ですから、観望や写
真撮影の時間をやりくりする自由度は結構あります。
そして当日のビッグサプライズ!
バスが出発して東名高速を南下して時計回りに富士山を一周するのですが、富士山はごく一部がちらっと見える程度で写真なぞ撮る気にもならないくらいでした。 ところが第一観望場所の朝霧高原に到着する直前に嘘のように雲が消え始め、バスの中は参加者が歓声を上げるくらい素晴らしい観望日和になりました。 周った観望場所は、朝霧高原→本栖湖→精進湖→西湖→河口湖→山中湖の計6箇所ですが、家内共々1日のうちにそれら全てから富士山を観望するのは初めてですから、それこそ大きなサプライズとなりました。
以下の写真は単なる記録写真ですが、6箇所からどのように見えたかが判ると思います。 機材はパナソニック DMC-G1、GF1で、レンズは何れもパナソニックで最初の1枚だけ45-200mm F4.0-5.6、その他は 14-45mm F3.5-5.6を使っています。
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朝霧高原から見た富士山。 逆光気味の写真ですが、良く考えると今回観望できた富士山は殆ど逆光か逆光気味になります。
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本栖湖から見た富士山ですが、千円札の裏側に使われている富士山はこの本栖湖からの眺めだそうです。
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精進湖から見た富士山で湖面のかなりの部分は凍結しています。 中央左手に見えるのはワカサギ釣りの舟。
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西湖から見た富士山です。 緩い風が右から左に吹いていて手前の萱がなびいているのですが、首をすくめたくなるような寒さを感じます。
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浅間神社をお参りした後で立ち寄った河口湖湖畔からの富士山です。 富士山の上の方左側にタテガミがなびいている様になっていますが、私はこんな富士山を始めてみました。
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最後の山中湖から見た富士山ですが、湖の周りの積雪量は一番多かったようです。 なびくタテガミは更に激しくなり、写真では現物以上に極寒というイメージになっています。
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新年早々の七福神巡りの途中で谷中から富士山を見たお話をしましたが、今年2回目の富士山観望は初めてずくしの素晴らしい経験でした。 今年は更に素晴らしい富士山を見られる年になりそうな気がします。
2012/01/04
あけましておめでとうございます!
アラセブン街道まっしぐら!とでも言った方が良いのでしょうか?
67回目の年を迎える事が出来ました。
現在の私の一番の悩みは純粋木工のテーマとして取り上げるもの
が無くなってしまっている事です。 時々読者の方から製作テーマの
提案を頂く事があるのですが、私は原則としてそれらを採用する事
がありません。 と言うのは、私は自宅で必要になった物だけを作る
ことにより、家の中を極力広く使いたいと考えているからです。
提案された物が正に必要な物であればよいのですが、現実は残念
ながらそうなることはありません。
また友人などから、作ったものを販売すればよいではないか!との
アドバイスを受けた事もありますが、私は自分の作ったものを販売
する気が全くありません。 と言うか、自分で使うならいざ知らず、
商品として見たら問題だらけの物はおこがましくて販売なんか出来
ない!と考えています。
従って自家用以外では親族・知人などの依頼で、作った物に問題
があっても文句を言わず使ってくれる場合に限り材料費だけを頂い
て作る程度であり、そのような要請がどかどか入ってくるわけでは
ありませんから、自家消費のテーマが無くなってしまうと開店休業と
なります。
よって木工作業の情熱が無くなってしまった訳ではありません。
むしろ昨年後半に作ったヘッドフォーンアンプのケースやPC用スピ
ーカーのボックスなどはこれ以上無いと言う位の思い入れを詰め込んで製作しており、木工における拘りは年々エスカレートしている!といっても良いでしょう。
(富士見坂の入り口。案内板がはっきりしているので見失う事はない。)
ところで私が富士山をこよなく好きだ!ということを丁度1年前に
このひとりごとで触れました。 その富士山を東京都心で平地にも
拘らず見える場所があります。 上野の近くの谷中にその名もずば
り『富士見坂』という所があり、現在ここだけが富士山を見れる場
所だそうです。
田端駅から谷中を通って上野の不忍池に抜ける谷中七福神めぐり
を昨日(1/3)したのですが、そのルート沿いに富士見坂があるの
で、ちょびっとルートから外れて富士山観望をしました。
無論富士山全体が見えるわけではないのですが、もっと距離的に
近い我が家からでは丹沢山系の合間にちょこっと出ているだけな
のに較べれば見える部分が大きく、随分と感激して写真にも収め
ました。
ビック!!なんでそんなに富士山が見えることに感激しているん
だ? との声が聞こえそうですが、実はこの富士見坂、今年中に名
ばかりになってしまうらしいのです。 その理由は簡単で、現在富
士見坂で富士山が見える地点から数キロ先にビルが建って富士山が完全にブロックされるため、全く見えなくなるのだそうで、このことは数ヶ月前の新聞を読んで知っていました。 勿論今でも天気が悪かったりスモッグが多ければ見えないわけで、スモッグが少ない今年の正月時期が私にとっては富士見坂から富士山を見る(東京都心の平地から)最後のチャンスだぞ!というわけです。 そして想い通りにうまく観望できた次第で、次の2枚の写真をごらん頂ければお解かり願えるでしょう。
富士見坂用にデザインされた粋な街灯が立っているので、案内板と共に場所を間違える心配はありません。(上の2枚の写真) 緩い坂を上り切る手前で振り返ると、上の写真の眺めとなりますが、中央下部に富士山が写っています。 写真の明度を下げたりコントラストをいじって更に拡大して判りやすくしたのが右の写真です。(地デジ アンテナの下が富士山の頭)
ということで今年も富士山でスタートしますがよろしくお願いいたします。
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