|
|
|
|
|
|
左及び右のブロックに使う側板には予めスライドレールやニッケルダボのメス部分を固定してしまいます。 (これらを組み立ててから取り付けるのは大変困難。)
|
|
簡単で強力な接合方法のスタート。 右側のブロックの組立ですが、木工ボンドをぬって接合位置を決め36mm隠し釘で仮固定します。
|
|
|
|
|
|
|
|
50mm軸細コーススレッドネジを打ち込みますが、隠し釘のお陰で接合位置がずれることはありません。 ネジ締めが終ったら隠しくぎの頭は落としてしまいます。
|
|
こうして出来上がった右のブロック。 木ダボの埋め込み加工がない分短時間に組みあがってしまいます。
|
|
|
|
|
|
|
|
右側の壁にブロックを押し付けてその左にスピーカーボックスを締結しました。
|
|
左手前の空きスペースの間隔を正確に採寸しそれより1mm小さくした値を左ブロックの最終幅としてG'、H'の幅を算出し切断した上で左ブロックを組み立てます。
|
|
|
|
|
|
|
|
左ボックスを嵌め込みスピーカーボックスに締結。 設計時には気がつかなかったのですが、スピーカーケーブルが引き出しの出し入れ時に引っ掛かりそうなので、スピーカーの後端に沿わせてステープルで固定しました。
|
|
更にスピーカーケーブルを旧コンセントの穴を通して上方のTVコンセントの部分から引き出すよう細工し、コンセントの穴は1mm厚の塩ビ板で塞ぎました。
|
|
|
|
|
|
|
|
今回使った唯一の木ダボでスピーカーボックス上に固定される側板の位置決め用です。 ここの部分は木工ボンドで固定せず木ダボに側板を差し込んだだけです。
|
|
木ダボに側板を落とし込むとこんな按配になります。
|
|
|
|
|
|
|
|
スピーカーボックス上の側板と右側ブロックをIを介して木工ボンド併用でネジで連結しましたがここでも木ダボは使っていません。 Iの右側はネジの斜め打ちで固定しています。
|
|
更にその右側の側板にIを挟んで組み立てます。
|
|
|
|
|
|
|
|
連結が完了しました。 これで右側のブロック、左側のブロックそして中央部が一体になったわけです。 組み立て上の問題がないよう確認後、家屋本体(壁の隅の木部及び床)にネジで締結しました。
|
|
こうして見るとI、H、H'の幅、木目方向、材質がばらばらですが、この上に天板が乗り木口しか見えなくなるので問題ありません。 これは木取りを検討する時に有利になります。
|
|
|
|
|
|
|
|
天板(D2枚)を接ぎます。 継ぎ目を目立たなくするには左右のブロックと中央部の境目にもってくれば良いのですが、ダーク系に着色して目立たなくなるため真中で接いでいます。 尚奥行きは板取をよくするため45cmですが、21mm幅に切った板を後ろ側に継ぎ足します。(詳細後述)
|
|
カウンターの両側に載せる奥行き300mmの収納部が固定される位置に木ダボ穴をあけました。 これ以降は木ダボを使いません。
|
|
|
|
|
|
予備加工の終わった天板D2枚を所定の位置に載せてH、H'、Iを通して35mmのネジで固定しカウンター部分はごく一部
を除き完成しました。 (ごく一部とはカウンターの木口前面に木口テープを貼り合板独特の見え方を消してしまうのです
が、塗装直前の下地作業の一部として後日やります。)
|
|
|
|
|
|
|
|
先ず側板Aをカウンターと天井間の高さより5mm短く切断しますが、場所によりこの高さは数ミリの差異が出るのが普通ですのでそれぞれに位置の高さを測った上で切断します。 写真は切断後確認している所です。
|
|
それらの側板Aの前加工(棚板の位置を示す線引き、ニッケルダボ メス側の叩き込み、前面木口のペーパー掛け。)を済ませてしまいます。 更に固定棚を切断します。
|
|
|
|
|
|
|
|
釘位置探索器で天井の桟の位置を探します。 これは自作した物ですが、詳細はこちらをご覧下さい。
|
|
釘位置の探索の結果壁面より26.5cmの位置に桟があることが判りましたので、ここに最上部の棚板を固定します。
|
|
|
|
|
|
|
|
固定棚を側板Aに接合しますが、棚板に木工ボンドを塗り隠し釘で両端を仮固定します。
|
|
その後50mmスレンダースレッドネジ4本で締め付けます。
|
|
|
|
|
|
|
|
反対側も同様な組立て方で上部収納部のブロック組立が完了しました。(最上部の棚はまだ固定しない。) この写真は左側の物ですが、右側も全く同じ方法で組み立てます。
|
|
組み立てたブロックを天井を傷つけないよう所定の位置に移動し固定したところですが、家屋等への固定状況は次の図をご覧下さい。
|
|
|
|
|
|
収納部上部は図のようにネジで家屋本体に固定しています。 尚収納部下部は同様に床板にネジ止めしており収納家
具全体が完全に家屋と一体になっており地震に対する耐性も十分となります。
|
|
|
|
|
|
|
|
中央の1800mm幅の物は中心での撓みが何も載せなくても10mmありました。 載せる予定の物は軽いのと棚受け金具などで壁を傷つけたくなかったので、肉厚1.5mm、18mm角の鉄パイプで補強し撓みを3mm程度に押さえました。
|
|
全ての可変棚を取付け上部収納部の組立が終了しました。
残るは引出しと扉の加工となります。
|
|
|
|
|
|
|
|
あらかじめ縦方向は切断されて購入した部材(12mm厚シナ合板)を所定の寸法に切断し56枚の引出し枠材とします。
|
|
長さ450mmの板の両端には36mm隠し釘の先が2mm程度出るように打ち込んでおきます。
|
|
|
|
|
|
|
|
前板(若しくは後板)の木口に木工ボンドを塗り、側板を当てます。 釘の頭が出ているので隙間が見えていますが位置を調整した上で押し込みます。
|
|
そして玄翁で打ち込みます。 この方法で作業性が良く精度の高い接合が可能になります。 普通の釘では太すぎて位置精度が悪いのと釘の頭が邪魔になります。
|
|
|
|
|
|
|
|
組み立てた枠は平らな面におき接合角度が直角になるよう曲尺で確認・調整しておきます。
|
|
14個の枠が出来上がりました。 木工ボンドを完全硬化させるため一晩寝かします。
|
|
|
|
|
|
|
|
翌日の底板を貼る作業開始で先ず貼り付け面にボンドを塗ります。
|
|
手前両端を22mm隠し釘で固定します。
|
|
|
|
|
|
|
|
左奥の角を直角が出るよう調整した上で隠し釘で固定します。
|
|
残りの部分は間隔が100-150mm程度を目安に隠し釘で固定します。
|
|
|
|
|
|
|
|
底板貼り付け終了後2時間寝かします。
|
|
スライドレールの固定は前側からで、スライドレールの端が面一になるよう調整しネジ止めします。
|
|
|
|
|
|
|
|
次に後ろ側をネジ止めします。
|
|
最後に真中を固定して終了。 スライドレールにはネジ穴が底面と側面各6個ありますが、底面3箇所だけで十分です。
|
|
|
|
|
|
スライドレールを取付けた引出し14個を家具本体に挿入した全景です。
|
|
|
|
|
|
|
|
2段式ですから引出し全てを引き出せるわけではありませんが、木製レールに比べれば遥かに手前まで出てきます。
|
|
左側レール(右)と右側レール(左)の違いが判りますか? これがレール取付け位置(引出しの幅と本体の内幅の差)がシビアでなくて済む理由です。
|
|
|
|
|
|
|
|
問題の幅木部分に作った引出し。 カーペットにこすれるようなことはありません。
|
|
その引出しのクローズアップ。 浅い引出しですが幅が大変長いです。
|
|
|
|
|
|
|
|
予め縦方向に2分割された2枚の板の木目を揃えて線引きします。
|
|
6枚を切り出した後で位置関係を変えなければ木目が綺麗に揃いますから裏に印をしておきます。
|
|
|
|
|
|
|
|
スライド蝶番を取り付ける位置に35φフォスナービットで深さ11mmの穴をあけます。 穴位置の詳細はこちらをご覧下さい。
|
|
あけた穴にスライド蝶番を固定しますが、直角度を出す為に曲尺を使います。
|
|
|
|
|
|
|
|
中段の扉が取り付けられました。 取り付けとスライド蝶番の調整方法についてはこちらをご覧下さい。
|
|
上段の扉が付きました。 天井との間に空きが出来ますが後で幕板を貼ります。
|
|
|
|
|
|
|
|
同様に残りの扉を全て取付け完了したところです。
|
|
引き出し前板の固定。 上段からやりますが、所定の(ここでは4mm)隙間を残して前板を当て引き出しレールの底部分にシャープペンで印をつけます。
|
|
|
|
|
|
|
|
付けた印に両方のレールの底が一致するようにあわせます。
|
|
更に前板の左右の出っ張りが等しくなるよう位置を調整します。
|
|
|
|
|
|
|
|
位置が確定したら、25mmタッピングネジ2本で内側から仮固定します。 これで引出しを挿入し0.5mm以内の取付け誤差でしたらOKとします。 2段目以降の取付けで前板同士がこすれる程度は後で調整可能です。
|
|
一番下はその上の引出しを入れたまま前板と本体側板が当たる部分に印を入れます。
|
|
|
|
|
|
|
|
上の引出しを抜き最下段の引出しを入れ前板が印と一致するよう当てて引出しと前板をしっかり握り外します。 その後レール底部に印をつけて位置調整をし前板を仮固定します。
|
|
こうして扉と引き出し前板が取付けられた全景です。
|
|
|
|
|
|
|
|
両端の引出しの部分は壁が無いので引出しの下にカーペットの端が潜り込みカーペット固定板に挿し込まれるようにしました。
|
|
スピーカー部分はグリルが壁となります。 従ってグリルの下部は丸まったカーペットの端で押されて固定されます。
|
|
|
|
|
|
|
|
低音ポート部分ですが、隠し釘2本で固定された厚み12mmの棒はカーペット押さえの壁となり敷き込んだ後ではほぼ見えなくなるはずです。
|
|
カーペット押さえ板を全て打ち付けていよいよカーペットの敷き戻しです。
|
|
|
|
|
|
|
|
カーペットの敷き戻しが終った全景です。
|
|
問題の低音ポート部分。 底板は15mm厚ですがカーペットが若干膨らんでいることもありほぼ同じ高さとなっています。
|
|
|
|
|
|
|
|
スピーカーグリル部分はグリルの下部がカーペットで押し付けられています。
|
|
スピーカーの直ぐ上の引出しを抜いて見た所。 グリルの固定は2箇所に貼ったベルクロのみ。
|
|
|
|
|
|
|
|
両端の引出しのカーペット敷き戻し状況。 引出しとの間に隙間が5-6mmあります。
|
|
引出しを引き出してもカーペットにこすれるようなことはありません。 完璧!!
|
|
|
|
|
|
|
|
今回カウンターの木口だけは天然木の木口テープを貼りました。 粘着材つきですので簡単に施工できます。
|
|
貼り終った木口テープのアップです。 木目が強めに出るタモを使っています。
|
|
|
|
|
|
最後に上部の幕板を貼り、天井と側板との間の隙間を細く切った端材を挟みこんで組立作業は終了しました。
残るは塗装なのですがニスで仕上げようとしている扉、引き出し前板、下部の化粧板の着色をどのようにするかまだ迷っ ています。
|
|
Copyright (C) 2001-2019, Vic Ohashi All rights reserved.