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最初にそれぞれの板の接合位置や木ダボを打つ中心線などを側板(計4枚)に書きこみます。
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Cの角を軽く斜めにカンナで削り書き込んだ線の上に乗せFを当てて削り具合を調節・確認します。
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その上でCとFを木工ボンドとネジ3本で固定します。 (註: このネジは見えなくなるため使用しています。)
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EとBを木ダボを3本併用して木工ボンドで接合。 隠し釘で押さえます。 (註: この後6時間以上寝かせます。)
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接合されたCとFに下部前板Aを木ダボを3本併用し木工ボンドで固定します。 隠し釘で仮止め。 側版の線に沿わせて接合角度を調整しずれが残らないようにします。 (註: 側版に載せて隙間が出る場合は捻じれが出ていますので修正します。)
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バッフル固定枠(L、K、J)を木工ボンドで組み立て隠し釘で仮止めします。 継ぎ目に段差が出ないよう特に注意が必要です。 (註: この後6時間以上寝かせます。)
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同様にフロントグリル(H))を組み立てます。
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以上4種類のブロックは6時間以上寝かせますが、私の場合この日の作業はここで止め一番寝かせました。
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バッフル固定枠をバッフル2枚の間に挟み段差が全くなくなるまで削って調整します。 (註: 加工が正確であれば接合部の隙間分だけバッフル固定枠は幅が大きくなるはずです。)
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バッフル固定枠をL字型に組んだEとBに木ダボを3本併用し木工ボンドで接合します。 (註: この後4時間寝かせます。)
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木ダボ穴の位置決め手順について
この後の作業として側板Dに出来上がったフの字のブロック、
コの字のブロックそして底板を木ダボ併用で接合しますが、
その手順を詳しく解説しておきます。 (左の図クリックで拡大
図が見れます。 また位置決めジグの使い方はこちらをクリッ
クしてください。)
先ずフの字のブロックCの固定位置を位置決めジグ8個を使
って印をつけます。(手順1)
続いてAの位置を決めますがこの時位置決めジグのうちFに
嵌め込んだ物は残して合計6個の位置決めジグで印をつけ
ます。(手順2)
次にコの字のブロックを背面板Bに固定する位置を位置決め
ジグ10個を使い印をつけます。(手順3)
次がEとバッフル固定枠の位置決めですが、Eの一番右端の位置決めジグを残し合計7個の位置決めジグで作業します。(手順4)
最後の底板の位置決めはフの字ブロックとコの字ブロックを固定してからやります。(手順5)
片側の側板Dに全てを固定する前に、反対側の側板に接合されるCの位置決めは上記手順2の方法であらかじめ済ませておいたほうが調節が楽に出来ます。
以上をご理解の上で引き続き写真をご覧下さい。
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位置決めジグを使いフの字状仕切りの接合位置を決めますが、フの字の短い方(A)だけの位置を先に確定します。 (木ダボは10cm間隔で使用。)
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続いてフの字の長い方(C)の位置を確定します。 (註: ピントがうまく合っていませんが、位置決めジグを嵌め込んだ場所が前の写真とは異なります。)
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木工ボンドを多めに塗りフの字のブロックを木ダボに押し込み接合します。 隙間が出ないようハンマーで叩き裏から更に隠し釘で仮止めします。 (註: この後4時間寝かせます。)
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木工ボンド硬化のため寝かしてる間に反対側の側板の接合位置の線引きと木ダボの穴あけを済ませておきます。 (木ダボ間隔は約10cmとします。)
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コの字のブロックを側板に接合しますが、EとB部分は裏から隠し釘で仮止め、バッフル固定枠はクランプで挟み締め付けます。
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バッフル枠をクランプで締めつけた所。 Aとのオーバーラップ部分は木工ボンドのみでクランプで挟んで締め付けます。 (註: この後横から見てバッフル固定枠とAの上面が段差無く一直線になっていることを確認。くの字状は不可。)
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再び一昼夜寝かしましたが底板が残るのみの状態になりました。
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底板Gと側板D及び背板Bと接合しますが、背板との接合はネジ併用です。 (このネジは座板に隠れて見えなくなる)
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片側の側板接合が終了しました。(2時間寝かせます。)
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いよいよ反対側の側板Dを接合するため位置決めジグで穴位置を決定します。(これは手順2の状態でAの部分)
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引き続き手順3(背板部分)の位置決めをしています。 |
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そして上板とバッフル受け枠部分の位置決め。(手順4)
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最後に底板部分(手順5)で位置決め終了。
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位置決めでついた印に従い6φの穴をあけました。 全部で32個あります。
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32個の穴にボンドを流し込み木ダボを叩き込みました。 これで側板接合の準備完了です。
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力技もからめ密着度を上げるためにハタ金、クランプ、隠し釘と総動員です。 これで組み立て終了、4時間以上放置します。
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バッフル板をタッピングビスで仮固定。 恒久的には塗装終了後六角ボルトと鬼目ナットに替えます。 そしてユニット、端子版を取り付けます。
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早速試聴ということで比較用の同じユニットを使ったダブルバスレフ型スピーカーと聴き比べを始めました。
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最初の作業はグリルの片側を艶消し黒で塗りつぶすこと。 裏面は塗らないのですが、刷毛が周ったりはねてご覧のとおりはみ出していますがこの程度は問題なし。
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グリル固定の材料。 外径6mm、内径3.2mm、長さ10mmのプラスチックスリーブと3φ 20mmステンレストラスネジ。
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プラスチックスリーブを固定する位置に2φのドリルで深さ15mmの穴をあけます。(グリル側は貫通穴でBOXには深さ5mm位の穴があく。)
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4箇所全てに2φの穴をあけ終わりました。(スピーカーを傷つけないよう外してあります。)
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次にBOXの穴位置に6φのドリルで深さ5mmの穴をあけそのまま円周上にこじって穴を広げます。
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結構時間が掛かりますが、ネジの頭(6.5φ)がきつめに差し込めるまでこじります。
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グリルの裏側に空いた穴4箇所にプラスチックスリーブをトラスネジで固定します。
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これで準備完了です。 穴とスリーブの位置を合わせて握りこぶしでトントンと叩けばうまく収まります。
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グリルが取付けられた前面上部の様子です。 音の出を邪魔するものはありません。
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真横から見るとこんな風になります。 隙間は約5mm、このためスピーカーはグリルに当っていません。
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註: 以下のクロス貼りの一連の写真はクロス部分の詳細が判るように大幅に明度やコントラストを変えてあります。
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ジャージーは枠の外側より4cmはみ出るように切断。 長辺にボンドG17クリヤーで貼り付けますがジャージーが伸びる最長の半分位に伸ばして貼ります。
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15分後反対側の長辺に巻き込み接着。この時もジャージーは最大伸びの半分位伸ばして真中、両端、そしてその間というように貼りこんでゆきます。
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ジャージーの裏目を見て、引っ張り具合を確認しながら、短辺に巻き込んで貼ります。
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曲線側のクローズアップ。 ご覧のとおり少しずつ曲線中心の方向に絞り込みながら貼ったので、皺が出来ています。
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こちらは直線側の短辺貼り込み。 角は後で処理します。
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15分後に枠の外側から10mm程度内側の所をカッターナイフでジャージーの余分な部分を切断します。 角の部分は多めに残します。
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角の切断。 斜めにつまんで外側は5-6mm位、内側は短く斜めに切り落とします。
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クロスを広げてグリル角面に接着剤を付け、クロスの端を内側に引っ張って貼り込みクリップで10分固定。
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ご覧の飛び出ている部分を挟みでカットし平らになるよう指で押さえ込みます。
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こんな風に仕上がれば良いでしょう。 この後グリル固定のスペーサーを取付けます。
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完成したグリルの表と裏。 裏の下地が見えている部分は艶消しの黒を塗るともっと綺麗になります。
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グリルを本体に固定しました。 グリル固定のプラスチックスペーサーが僅かに白く見えますが、目障りではありません。
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製作全てが完了したTQWT。 なかなか重厚な感じになりました。
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以上が合板を使ったニス仕上げの