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A4サイズの箱
   
ご注意: 以下の製作は電動トリマーによる45度切削加工が基本になっております。 具体的な45度切削の加工方法につい
      ては、こちら格好良い箱を作る方法で解説されていますので、そちらを参考にしてください。


2005/11/11

構想

格好良い作り方の共通ポイントは接合面を見せない事にあります。 また木口を見せる事に付いてはムクの材料を使用しない限り基本原則としては面白い事ではありません。 従って天板はムク材使用が前提で電動トリマー方式でもそのようにしています。

 ところが近所のホームセンターでぶらぶらと歩き回っていた時に珍しい材料を見つけました。
 それはシナ合板なのですが木口を見ると普通のシナ合板と違うところが2つあります。  第一はプ
 ライ数(貼り合せ枚数)が多いことで当然1層の厚みはかなり薄くなります。 第二はやけにその木
 口が白っぽくて導管は細くどうみてもこれまで使ってきたシナ合板の中の層はラワンであったのと
 は異なります。 別に剥がしてみた訳ではありませんが多分針葉樹系であろうと思われます。

 このような合板が販売されているのは非常に珍しいのですが、調べてみたところどうも合板にして
 は反りが多いように思えます。 もしかするとロットアウト品が出回っているのかな? などと考えな
 がらも物色しているうちにソリの少ない450 x 600 9mm9プライ)の物を見付け衝動買いして
しまいました。 たった1枚ですが\1,050.-とかなり割高なものの、勝算があり割高感を克服する価値観があると判断しています。

その勝算とは合板の木口を積極的に見せる作り方です。 白っぽいですから着色するもよし、生地仕上も美しいでしょう。 
塗装しても太い導管がありませんので、吸い込まれてしまう事が少なくて好都合です。

 450 x 600mmを無駄なく使いながらどのような箱にするか暫しパソコンとにらめっこして考えた
 末、左の図のようなA4サイズの書類が丁度入る箱ができることに気が付きました。 箱の内寸を
 A4サイズ297 x 210mm)に対してそれぞれ10mm大きくして追って行ったのですが、
 幅336mm、奥行249mm、側板の高さ90mmにより、若干ゆとりを見て600 x 190mmで側板が
 取れ、残る600 x 260mmから天板が切り出せてかなり効率的な板取りになります。

 衝動買いで買った大きさがこれほどうまく使えるとは正直言って奇跡的であり、検討の順序として
 は本来からすると正反対であり(設計を終了後材料を買うのが本来のやり方)、このやり方は無謀
 で決してお奨めできませんが結果オーライでしたので一安心しました。

内側に別な5.5mm厚のシナ合板を貼りますが、これには2つの目的があります。 ひとつは蓋の固定であり、もうひとつは底板を後付けしても隙間が出ないためです。  電動トリマーを使ったときには溝を彫って底板を嵌め込みましたが、電動トリマー無しで溝彫り加工をするのはかなり厄介ですのでこんな手を使う事にします。

 さて合板の木口を積極的に見せようとする外観については左の図のようなものを想定しています。
 私の好きなマリーンブルー系にステインで着色しニス仕上げ、それのほぼ補色に近い赤でアクセン
 トのラインを入れていますが、色味については検討の余地があるもののアクセントのラインは蓋に
 方向性が出てくるために入れたほうが使いやすくなります。

 問題の天板木口は45度に角を成形しこの部分だけは生地のままニス塗りします。 当然積層の線
 は見えますが、白っぽさと共に素敵なデザインの一部になることを期待しています。
 塗装作業の順序を間違えるとかなり仕上りに影響しますがそれは製作解説で詳しく紹介したいと
 考えています。 次週には加工組み立ての様子をお伝えいたします。



2005/11/18

製作 その1

 9mm厚シナ合板の板取りは左のように側板と天板合計3枚を切り出します。 長さ600mm、幅92mm
 側板は45度切断でそれぞれ長辺と短辺1面ずつを作ります。 幅は最終的に蓋と箱本体に切り離すので
 目減り分を2mmみましたが、切り離し時の直線性に自信の無い方は3mm位広めにしたほうが良いかも
 しれません。  この切り離しの方法は電動トリマー法で解説したのと全く同じです。 

 また天板は設計寸法より2mmずつ大きくしてありますが、これも電動トリマー法と同様天板を貼り付けて
 から後の工程で出っぱりを削ります。

ソーガイドと手引きノコ(翔265)で45度切断をする際切断位置をどうやって決めるかですが、これは最初に側板の端を45度に切断する際にソーガイドの左端に線を引いておき、切断後45度に落とした板の端とその線の間隔を測り、その後の切断は切断位置から同じ距離に引いた線にソーガイドを固定する事で切断位置の精度を上げます。 私の場合その線と板の先端は169mmありましたが、ばらつきがあり得ますので皆さんがやる場合には事前に上記の方法で必ず確認してください。 ソーガイドの位置がずれると切断寸法が狂いますので、ソーガイドをクランプで材料共々固定すべきです。 私はバクマクランプを使いましたが、1本で充分に固定できました。

切断後の組み立ては電動トリマー法の場合とは違った配慮が必要になります。 というのは電動トリマー法の場合ロの字型に組み上げる時に底板を挟み込んでしまうため直角出しがしやすかったのですが、今回はロの字の枠だけですから撓んで平行四辺形になりやすいです。 従って枠が直角に接合されるよう工夫が必要で、ここでは直角接合の練習の時に出来上がったL型の板2個を補強として使いました。 理想的には4個使って総ての角に当てた方が良いです。

ロの字枠の接合後は少なくとも6時間くらいは寝かした後に天板を貼ります。(微妙なれじれがあった場合天板接着の圧着保持で45度接合部分が剥がれる恐れがあるためです。) 従って天板を貼り終わるまでが1日仕事になると思います。

そこまでの様子は以下の写真も参考にして下さい。

45度切断のスタート。 ソーガイドがずれては絶対にまずいのでクランプ(ここではバクマクランプ使用)で ソーガイドと切断材料をがっちりと挟んでいます。

それと大事なのがソーガイドの左端に沿った線(赤矢印部分)を引いておく事。 切断後先端からこの線までは169mmだったので、以後切断先端から169mmずらした所に線を引いてソーガイドをそれに合わせて固定しました。

45度切断は板厚の1.4倍切らねばならないのでやりにくい作業ですが、落ち着いてノコ刃が左右にぶれないよう進めましょう。

切り終えた4枚の側板手前と天板。  側板切り出しで生ずる端材は極僅かです。

Bと書いてあるのは合印です。 切り離す前はこの部分が繋がっていたのですが、位置合せをして木目の連続性を出します。

その切断面のクローズアップ。 翔265で切断したままでカンナ、ヤスリなど全く掛けていないのですが、大変綺麗な切り口で先が大変楽しみです。

4枚の側板を表側を上にしてマスキングテープで繋ぎました。 繋ぎ目に隙間が出ないよう慎重に。 右下に見えるのは90度接合の練習で出来たL型の板で、これを補強材として使います。

そーっとひっくり返して最初の角を接着しL型に接合した板を当ててクランプで固定します。

同様に左側もL型の板を補強にして接着してクランプで固定します。

最後に真中と両端の接合面に木工ボンドを塗り接着してマスキングテープで固定し枠にします。 不安があったらL型の板を更に2つ使ったほうが良いでしょう。

5時間寝かせて出来上がったロの字の枠。 平らな所においても捩れによるがたつきはありませんでした。 切断が正確に出来た証拠で、外寸の誤差も0.5mm以下です。

惚れ込んでしまって衝動買いの原因となった木口。 切りっぱなしですがやっぱり普通の合板よりも遥かに綺麗です

連続性のある角のアップ。 さすがに木目が揃っているので決まっています。

連続性の無い角のアップ。 まだ研磨もしていないので面の汚れが若干ありますが木目の連続性は無いにしても醜くくはないと思います。

枠の接合部木口にできる僅かな段差をカンナで削り落し、その後ハンドサンダーに#400ペーパーを取付け枠の中そして天板裏側を研磨します。

天板を枠に接着。 天板の周りは僅かにはみ出します。 圧着保持には圧着力の微調整が容易なハタ金を使っています。 クランプなど圧着保持の道具も適材適所があります。

この写真は箱の上下を逆さにして撮影しています。 つまりまだ底はありません。 ご覧のように天板の出っ張りもそのままですが、次回にはステインで着色し1回目の塗装の様子をお知らせします。



2005/11/25

製作 その2

この後の作業手順に付いて少々触れておきます。 というのは、今までに全くやっていない方法であり場合によっては思わしくない結果になる可能性があるからです。  その今までにやっていない方法とは何かというとステインで着色しニス塗りずる部分と着色無しでニス塗りする部分の混在です。 もう一度構想検討時のイメージ図をご覧頂きたいのですが、 箱の大部分はマリーンブルーに着色し蓋には方向性があるので方向を無条件に指定できるよう赤に帯を入れてやろうとしていますが、天板の角は白木になっています。

この白木の部分とステインで着色するマリーンブルーの境界線がきりっと分けられるか? が問題なのです。

この境界線をきりっと出す為には白木で残す部分をマスキングテープで覆う方法はマスキングテープの下にステインが沁み込んで駄目である事は判っています。 そこで白木として残す部分を削ってやる!という方法を取ろうとしています。 想像ではこの方がマスキングテープで覆うよりもはるかに良い結果を生むと思いますが、完璧にできるかどうかはやってみないと判りません。

という魂胆を踏まえて次のような大変奇妙な手順を考えています。

  1.ステインで箱の内部を除きマリーンブルーに着色。 大きめに切った底板の片側も着色。
  2.油性ウレタンニス艶ありで全体をを塗装。
  3.マスキングテープで赤の帯部分以外を覆ってスプレー塗装。
  4.カンナで天板角を削って45度に成形。(ヤスリで仕上研磨)
  5.もし切削面への滲みが殆どなければ切断面だけを薄い白のステインで着色。
    駄目であれば切削面を薄くマリーンブルーで着色。
  6.箱の蓋部分の切り離し。 (切り離し部分の木口処理は5.と同様)
  7.底板と内部の板の貼り付け。
  8.全体を水性フローリング用ニスで仕上塗装。


この手順を見て最後の8.も変な事をするなー? と思われるかもしれません。 実はこれも一度試してみたかった事なのですが、油性ニスや油性塗料で塗装した上に水性ニスという一般には禁断と思われているやりかたです。
これには訳があります。 水性フローリング用ニスは殆どの塗料に対して密着性が良いとされています。 従って下地が油性であろうが水性であろうが関係なく使えるはずです。 但しメーカーの注意書きを読むと生地(無塗装)の上には向かない!とあります。 この点に付いてメーカーにその真意を確認した所、肉乗りが極めて低いので何度塗っても期待するような塗膜にはならないので! ということでした。

そこでこの話を聞いた後で水性フローリング用ニスを白木に3度塗りしてみました。 その結果は確かに3度塗りしたようには思えないほど塗膜は薄く艶も不十分でしたが、半艶の丈夫な膜にはなっていました。(本来ならかなり艶が出るはずです。)
従って条件付ながら使えそうなので上の手順では成形した天板の角、蓋切り離しの切断面、そして箱の内部をフローリングニスのみで仕上る事になります。 半艶になりますが生地そのものに近くてかえってよいかもしれません。

このように水性フローリングニスを使うことに拘ったのは、赤い帯をアクリルラッカー系のスプレーで塗装する点にあります。 その上に油性のニスで刷毛塗りすると赤い帯の部分が溶け出して台無しにしてしまう可能性があるからで、水性ニスの溶剤であればアクリルスラッカーを溶かすような事は無いだろうとの期待感によります。  また水性フローリング用ニスはウレタン系ながら水性ウレタンニスより安く、塗膜の丈夫さはピカイチであることもその期待感に入っています。

ということで人柱ともなる作業や手順が幾つかありますが結果としてはまずまずのようで、今週は赤い帯を塗装するまでの様子をご覧下さい。

ポアステインのグラスグリーンとブルーを1:3で混合したマリーンブルー色。 私の最も好きな色のひとつなのですが、水で2倍に薄めて3回塗りしました。

ステインが乾燥後ステインの沁み具合を確認する為角をカンナで少し削ってみました。 こうして見ると一見全く問題ないように見えますが? 

一部分をドアップで撮影するとこんな具合で、木口面からの浸入したステインはかなり奥まで沁み込んでおり、表面からの沁み込みは大変少ないようです。 実際にはもっと削り込むので沁み込みによる弊害はかなり少ないかもしれません。
要するに導管(導水管)と平行にはかなり奥まで沁み込むぞ!!ということです。(当たり前か?!)

油性ウレタン艶ありクリヤーニスを塗って5時間後、ローズピンクで帯を入れる部分以外をマスキングテープと新聞紙で覆いました。

そしてスプレー塗料で塗装。 たまたま風が殆ど無かったので夜になっているがバックヤードにて1時間おきに3回塗りしました。 ラッカー系で乾燥が速いためこのようなことが可能です。

3回目のスプレー塗料による塗装が終了後30分経過の後に総てのマスキングテープを剥がしました。 まだ生乾きなので慎重にやらねばなりませんが、だからと言って完全乾燥後まで放置するとマスキングテープの境界の部分が綺麗に剥がせなくなってしまいます。  これで前述の作業手順の3番目まで終った事になりますが、このまま12時間ほど放置し完全乾燥後に天板角の成形を始めとした4番目以降の手順に進みますがそれらは次回にお知らせいたします。



2005/12/02

製作 その3

塗装が完全に乾燥した後にカンナで天板角を45度に削り落としました。 削り落とす量は天板が本体に貼り付けられている接合面までですが、飛び出していた天板は当然ながらこの段階で面一になります。 その後替刃式ヤスリで研磨、#240ペーパー、#400ペーパーと仕上研磨後白のステインをぼろきれにてその面に擦りつけ、はみ出たステインは濡れ雑巾で拭き落としました。 以下の写真はその作業が終ったところです。

天板角をカンナで45度に削り落とし、替刃式ヤスリとサンドペーパーで仕上研磨後白のステインを擦り込みました。

削った部分のアップ。 ご覧のようにステインの木口への沁み込みは削った面の下の境近くを除き殆どありません。 天板を1.5mm突出するように貼りましたが、3mm程度突出するように貼れば滲みはまずないでしょう。

真横から見た様子。 電動トリマー法の時と同じく45度切断の線と接合の線が一致しているので、貼り合わせた線は見えません。


次が箱の上下切り離しですが、切断部分を覆うようにマスキングテープを周りに巻いてその上に切断線を引きました。 こうした方が線が見やすいのと既に塗装してある部分を少しでも保護したかったからです。  切断の仕方は電動トリマー法でやった時と全く同様ですので、ここではその詳細はお見せしません。 そして上下を重ね合わせた時に隙間なく合わさるよう切断面を替刃式ヤスリで慎重に成形してやります。

切断線を書いても見えなにくいので、マスキングテープを貼ってこれに沿い切断します。 切断の方法はこちらを参照ください。(別ウィンドウで開きます。)

切り離しが終りました。 ご覧のように底板はまだ貼っていませんから下半分は枠です。

切り口をカンナで成形し替刃式ヤスリで平らにした後、ハンドサンダーに#240を取り付けて仕上研磨しました。

その切断面のアップ。 当然ながら天板角と同様これも綺麗な積層面を保っています。 「金太郎飴」の原理ですが、若い方は金太郎飴の意味判りますか?

その後に内壁部分を現物合せで切断調整して貼り付けます。 設計時点と違って内壁の角もソーガイドを使って45度に落としましたが、板厚が薄いのでこの作業は楽にできます。 内壁は底板の厚み分引っ込むよう貼り付けます。 内壁接着後3時間ほどしましたら上に突出した内壁の外周を#240ペーパーを付けたハンドサンダーで蓋が若干緩く嵌るように削ります。 (若干緩くというのは塗装すると厚みが増して丁度しっくりと嵌るようになるからです。) そして底板を現物合せでカンナで削って落とし込んで接着して組立作業が終ります。

内壁(右側の茶色い板)は箱枠の底から底板厚分だけ引っ込めて貼り付けます。

底板と同じ厚みの板(アイボリー色の板)を当てて最終確認をしている所です。

底側から見たところですが、クランプで内壁の板を圧着保持中です。

3時間後に上に突出した内壁の外周をハンドサンダーで研磨し、ほんの少し(測れないが0.2mm位)削りました。 箱の蓋を閉じるとかなり緩くなりますが、塗装後に丁度よくなります。

内壁を貼り付けた後の角のアップです。 内壁もソーガイドを使ってこのように45度に切断しましたので、綺麗な見え方になりました。

加工組立工程の最終工程で、底板を貼り付けます。 予め少し大きめに切断していたのですが、カンナで削りながら現物合せで嵌め込み接着します。

さあ最後の工程で仕上塗装です。 前述のようにここでは水性のフローリング用ニスを全面に使いました。 これでできる皮膜は大変薄いので様子を見ながら2回塗りしましたが、乾燥時間が早いので半日で終了しました。 

天板周辺の45度成形部分、箱の内部、切り離しの切断面、内壁は生地に塗っておりこの部分は2回塗っても艶が殆どありません。 しかし着色して油性ウレタンニスで下地塗装した部分とその上にスプレー塗料で入れた帯の部分はかなりの艶が出ます。 前者は艶のない白木の感じを生かしたかったので、これは大変具合の良いことです。

メーカーの説明ではフローリング用ニスは生地への塗装には向かない(肉乗りが極めて悪い為)とありますが、それを逆用した使い方です。  そして生地でなければ何でも良いとの観点から、油性ニスとペイント塗装が混在した面に塗ったわけですが、既に塗った部分が溶けることなく密着してくれるので大変好都合でした。 

更に「ウレタン系ながら水性ウレタンニスよりも安い」「水性塗料、油性塗料、どちらにでも乗りが良い!」
「フローリング用なので擦れには大変強い」「食品衛生法に適合する極めて高い安全性!」と良いこと尽くめですので、これは私が考えた日曜大工用の使い方ですが今後積極的に採用する価値があると思います。


塗装におけるテクニック。 油性・水性どちらにも乗りの良いしかも塗膜が大変丈夫な水性フローリング用ニスを2回塗りします。

乾燥時間は1時間ですが間の研磨には2時間は置いた方が良いです。 また研磨にはスポンジ研磨剤(極細目)を使いました。

 期待した通りアクリルスプレーで入れた赤い帯は水性フローリング用ニスで溶けたり滲んだりする事はありませんでした。
 これで完成です。 尚これまでの写<真は電灯光や蛍光灯の下で撮っており発色が気に食わなかったので最後のこの写
 真は自然光で撮影しましたが、見た目に最も近い色になっています。

 蓋を開けたところですが、赤い帯が入っているために蓋を閉める方向を間違える事はありません。 また内壁部分も水性
 フローリング用ニスを2回塗りですが艶は殆どなく白木の感触でありながら汚れに強くなっています。 それと蓋の嵌合部
 分は塗膜厚分の増加により、きつからず!緩からず!の丁度良い状態になっています。

 この作品で狙った一番象徴的な部分(接合部が見えない構造、天板角の積層部分を白木状態で見せる、蓋の方向を容
 易に確認できる2色塗装)
ですが、ソーガイドを最も生かせる使い方常識とは違った作業手順メーカーが紹介していな
 いフローリング用ニスの使い方
など、新しいアイデアを駆使して作りました。

以上で完成ですが電動トリマーを使ったものと比較して全く遜色ないものが作れる事をお判りいただけると思います。 接合面が見えない構造というのはこういった工芸的な要素が出てくるテーマですが、大げさな道具を使わなくても実現できるという意味で参考にしていただければと思います。

----- 完 -----

 
  
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