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読者の作品 024
 
2005/01/21

三重県にお住まいの出口様から力作の写真が送られてきましたのでご紹介いたします。

テーマはオーディオビデオコーナーの収納家具で、2期に分けた構想を持たれており、前期は私が作ったAVコーナーの収納家具に考え方が似ている床の上に横長のものと天井隅に横長の吊り戸棚を作るというのが後期の製作構想となっています。

今回送られてきた写真は1期目の完成までのものですが、フロントプロジェクターの投射スクリーンが使用時に引き出せるようになっており、オーディオビデオを楽しむ目的では既に完成していると言ってよいでしょう。  各部の細工も丁寧にやられており、ガラス嵌め込みの扉、電動トリマーでの化粧加工、シナ木口テープによる木口処理、ニスによる仕上げなど、私のAVコーナーなど毛恥ずかしい位の木目を生かした素晴らしい出来栄えになっています。

 基本的な考え方は幅の狭い箱2個の間に幅の広い箱3個を挟み総幅が2,650mmになるように
 して、その上に集成材の1枚板を載せるというアマチュアには作りやすい構造ですが、変化を持
 たせるため2番目と4番目の箱にはガラス付扉にしてあり、出来上がってしまうと箱を寄せ集めた
 ようには見えません。 大変うまい見せ方と言えます。

更に芸細かな部分として下部の浅い幕板部分にACコンセントLANコネクターを埋め込んであり、これはPCとのドッキングを始め大変便利に使えそうです。

今回のメインテーマのオーディオビデオコーナーの収納家具とは違いますが、私がサイトで紹介したワインラックを更にモディファイしたワインラックも作られており、これも併せて紹介しました。

自作のAVコーナーでの鑑賞はまた格別なものがあろうかと思います。 第2期目の製作を期待しておりますが、以下の写真で
1期目の製作の様子をご覧ください。

出口様が考えられたAVコーナー収納家具の全体構想。 下の収納家具が第一期で上の吊り戸棚が2期目のテーマです。 (総幅は2,650mmあります。)

フロントプロジェクターのスクリーンを降ろすとこのように通常のTVの前に垂れ下がりますが、スピーカーを遮らないようになっています。

箱のひとつを組立てている様子。 自作の木製クランプは私の大のお奨めで、安い費用で強力な圧着力の物を作れます。

4つの箱の組立てが完成したところですが、上が1番目と3番目、下が2番目と4番目だと思われます。

1番目には3段の引出しが付いておりスライドレールが使われています。

5つの箱を並べてその上に載せるカウンターとなる集成材を立てかけてあり、塗装開始前の一コマです。

塗装前の全景です。 無論扉はまだ付いておりません。

塗装後。 ガラス入り扉も付いて最終的なスタイルになりました。

これはプロジェクター用のスクリーンを降ろしたところで、100インチ用のスクリーンは流石に大きい。 大迫力で映像が楽しめるでしょう。

これは幅木部分に埋め込んだACコンセント(左の三つ)とLANのコンセント(右の二つ)で、自作なればこその仕掛けです。

私の画像処理が良くありませんが、完成した1期目の全景です。 中央TVのすぐ下にセンタースピーカーが、右端に一部見える茶色の物がサブウーファーのようです。

右斜めから見たところで、上に見えるスクリーンを巻き込んで収納するボックスの奥に第2期の製作テーマとなる吊り戸棚が入ります。

私が掲載したワインラックを参考に作られた12本入りのワインラックですが、奥への滑り止めや全体のフォルムなどオリジナリティーが溢れており、角のトリマーによる成形やニス仕上げが何とも美しい。