|
 |
|
 |
|
|
仕上げ研磨には#240のサンドペーパーを適当な大きさの板に貼り付けてそれに研磨する材料を擦りつけるやり方としています。 写真では安い洋紙タイプのペーパーですが、寿命が短すぎるので途中で布下地タイプに変更しました。
|
|
これはノコギリで切断しただけのクローズアップです。 ノコ目が殆ど目立たない綺麗な状態と言えますが、ざらつきはかなり残っています。
|
|
|
 |
|
 |
|
|
こちらは研磨が終了後のクローズアップで、研磨面は指で触るとざらつきが完全に取れてつるつるの状態になっています。 1個辺り切断面は2面ですが、右の面取り作業共々15分近く掛かります。 従って54個の研磨は完全に1日仕事になりました。
|
|
切断面の研磨が終了したら角を少し削って(面取り)やりますが、丸みを持つようにこれもサンドペーパーにて施しました。
|
|
|
 |
|
|
4色のポアステインをそれぞれ水で2.5-3.0倍加えて薄めた物で1回(2段階)着色が完了した状態の写真です。 1回の着色は2段階に分けており次の段階に進むのは1時間後としています。
|
|
|
 |
|
|
3回目の着色が終わったところです。 着色濃度は少しずつ上昇してきました。 そして着色濃度が上がるにつれて木目は目立ちにくくなりますが、木目はできるだけ生かしたかったのでこの時点で良しとしました。 若干の着色斑が出来ますが、この方法では(一度に全ての面を着色しない!)止むを得ないところです。
|
|
|
 |
|
 |
|
|
使用した水性ウレタンニスの透明クリヤーと艶消しクリヤーと刷毛はラック刷毛 13mmを使いました。 前者の透明クリヤーで2回塗りその後艶消しクリヤー1回塗りの手順です。
|
|
無着色の円筒も含め1回塗りが終わりました。 各面毎に6段階に分けましたので所要時間は約6時間掛かっています。
|
|
|
 |
|
 |
|
|
1回塗った面の特徴的な様子です。 天井の蛍光灯の光で最も光る位置で撮影しています。 光っている部分は艶が出ていますが艶のない部分の方が多いです。
|
|
光らない位置にカメラを移動して撮影。 光っている部分は木目の固いところであることが判ります。 これは木目の固い部分が余りニスを吸わないために起こる現象で、1回塗りでは吸い込まれる方が多く全体に艶が出ることはありません。
|
|
|
 |
|
 |
|
|
別な例で同じく左は蛍光灯の光を最も反射する位置での撮影です。 それぞれの写真の左の2個と右の2個では艶の出方のみならず色味が全く違います。 左の2個はノコギリでの切断面で沢山の導水管がありそれがステインの顔料をどんどん吸い込むために着色濃度が高くなっています。 同様にニスも吸い込んでしまい表面に塗膜ができませんので、艶は殆ど出ません。 但し2回目以降の塗装では導水管がニスで詰まりますから左側の面でも艶が出てくるようになります。 1回塗りでは塗装を完了させるのはこういうことで不可能なわけです。
|
|
|
 |
|
 |
|
|
4時間乾燥させた後にスポンジ研磨剤(極細目)で塗装面をさすり軽く研磨しました。 地肌が出るまで研磨しないよう注意が必要です。
|
|
使用したスポンジ研磨剤にはこのようにステインの色が付いた研磨かすが付着しますが、表面の木繊維がステインの顔料を吸い込んでいるためで、削りすぎではありません。 尚研磨剤は後ほど洗って研磨かすや着色を落とせます。
|
|
|
 |
|
 |
|
|
研磨が終わった緑のブロックの面。 触るとすべすべしています。
|
|
同じくノコギリで切断した面。 こちらは木繊維が沢山ある面ですが、正確な切断ときちんと研磨したお陰でざらざらした感じはありません。
|
|
|
研磨した面はきつく絞った濡れ雑巾で研磨かすを全て拭き取ってから透明クリヤーによる2回目の塗装を済ませ、続いて
3回目の塗装は艶消しクリヤーで塗りますが、1回目と全く同じ作業ですので写真では紹介しません。
|
|
|
 |
|
|
逆光で反射面が判り易いように撮影しました。 三回目の塗装で艶消しクリヤーを使うとこれらのように鈍い反射光となり細かな難を隠して柔らかく上品な雰囲気になります。 艶消しクリヤー使用は正に「魔法の水!」と言った処方です。
|
|
|
 |
|
 |
|
|
3回塗りが終わり積み木そのものの製作はこれで完了ですので、構想段階の図面どおりに並べました。 様々な理由で着色は均等になされておらず木目だって一定していません。 天然木を使う限りこれは仕方がないことです。 それが嫌ならプラスチック製にするしかありませんが、その代わりにほのぼのとしたぬくもりや愛着感みたいなものは絶対に出てこないでしょう。
|
|
|
 |
|
|
この積み木を収納するケースは、「日曜大工入門テーマ」としては難易度が上がるため小型作品として紹介しており、 こちらからご覧頂けます。
|
|
|
----- 完 -----
番外 2008/05/05
|
|
 |
|

優真君と茉菜ちゃんが積み木でどう遊んでいるか? はは!残念
ながらどちらも「色のついた綺麗なブロック!」としてか認めていな
いようで、積み木どおしをぶつけたり投げたりする遊び方のみです。
ちょっと作るのが早すぎたかもしれませんが成長は早いので様子
見? 因みに優真君はつかまり立ちを始めた所で、茉菜ちゃんはもう
歩いています。 |
|
|