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CDラック本体と直線切りジグを作る全材料。 部材寸法図、板取り図に番号はリンクしています。
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先ずジグの組み立てから、3.5φ16mmタッピングネジだけで組み立て、接着剤は使っていません。
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次に各部材をこのように並べます。 8の幅10mmのスペーサーだけは判りやすいようにマジックで緑色に塗りました。
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ブレードを外したCJ-250をこのように置き、7と8で両側から挟みきつからず、緩からずの状態にします。また下に斜めに入っている1には軽く当たるように挟みます。
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そして矢印部分を上から3.5φ16mmタッピングネジで固定します。 CJ-250を前後させてがたがなくスムーズに動くようであればOKです。
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最後に9をこの位置に挟んでネジで固定します。 9は指定した切断長さとするためのストッパーになります。 これでジグは完成です。
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ジグを裏から見るとこんな具合になります。 CDラック側板となる1は軽く挟まれているだけです。
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いよいよ切断開始ですが、その前にCDラック本体の側板(1)2枚を揃えてクランプで両端を固定します。
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その木口に切断位置の印を付けます。 写真の左側が実際の上で、最初の印は133mmの所ですが、実際の切断位置は40mmです。 その右に25mm間隔で合計で28箇所の印が付きます。
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側板(1)の上側を左にしてその上からジグを挟みジグと1をクランプで固定します。
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左の写真の四角の中の拡大で、1に付けられた左端の印がジグとの角に一致するようにしておきます。(矢印の先)
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8のスペーサーをここに挟み、切断開始です。 切断速度をあまり早くしないように、またジグソーの先端がストッパー(9)に当たるまで切り込みます。
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最初の切断が終わってジグソーを引いた所です。
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次にスペーサーを反対側に移動して2回目の切断をやります。
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2回目の切断が終わり、ジグソーを引いた所です。
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1回目と2回目の切断が終わった状態のクローズアップ。 この後クランプを緩めジグを次の目盛りの位置に移動して3本目と4本目の切断に進みます。
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4本目を先に切ってから3本目を切断している所ですが、1本目と2本目からジグを移動した分だけずれていることが判ります。
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これを繰り返して56本の切断を終わった本体側板です。 傾斜は10度になっています。
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2枚の側板は別々に切断しますが、切断位置のずれはごく僅かで、問題にならない量になっています。(注意: 面倒くさがって2枚を重ねて一度に切ろうとすると板厚が厚すぎて正しく切れなくなります。)
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無事目論見どおり切断が終わった側板。 簡単なジグですが完璧な仕事をCJ-250と共にしてくれました。
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私が使っている替刃式ノミ。 ノミ柄1本に4種類の替刃(30、24、12、9mm)を使用。 mini-Shopで販売開始した物と同じです。
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切断位置にノミを垂直に立てます。
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数回玄翁で叩きノミを引き抜いた所。
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少し離れた所からノミを斜めに当てて叩きます。
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このように削れ落とせました。
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板をひっくり返してノミを垂直に当て数回玄翁で叩けば、ぽろっと取れます。
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こちらは電動ジグソーで切り落とす方法です。 赤線で示したような半径にかなり小さい丸を描くように切り込みます。
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1回目の切り込みが終わった所で、次に赤矢印のような切込みをします。
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2回目が終わりました。 未だ直線状に切り落とせていないので、赤線のような方向で成形します。
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電動ジグソーのほうが作業時間は掛かりますが、結果としては同じように切り落とせることが判ると思います。
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CDを挿入する溝が切り終わった2枚の側板。 まるで「象のクシ?」みたいです。
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さて 3と4、そして5を3枚を貼り合わせてしまいます。 クランプでしっかりと圧着します。 台座の方は固着後周りの段差をカンナで削り、木工ヤスリで仕上げておきます。
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3枚貼り合わせる5は、ひだりのこの位置と、右のこの位置の直角度が重要ですので、曲尺ではかりながら充分調整しておきます。 また接着剤硬化後に木工やすりで重ね合わせ面を削って平らにすると共にもう一度直角度を確認します。
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5を3枚貼り合わせたブロックを側板の下部に接着します。 ここでは30mm仮釘を使って圧着保持しています。 仮釘は比較的薄い板用の圧着保持用の釘ですが、釘穴が小さくて目立ちにくいので便利です。
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固定する位置関係はこんな具合です。 側板の切り込みの方向と、ブロックを片側にずらす関係を間違えないように!
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問題ないはずですが、再度直角度を確認しておきましょう。
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残りの5の板を上部先端に貼り付けます。 やはり仮釘で圧着保持しています。
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次に背面の板を貼り付けます。
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最後に反対側の側板を貼り付けて本体柱の組み立て終了です。
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木工ボンドが硬化後、仮釘をニッパーで引き抜き、3、4を重ね合わせた台座の裏から40mmスレンダースレッドネジで所 定の位置(部材寸法図面に描いてあります。)に固定します。 この固定は仮止めで、後日塗装終了後に接着剤と共に 最終固定します。
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完成したCDラックに早速28枚のCDを差し込んでみました。 真上から見て回転方向の捩れが若干起きますが、細身で薄い板を使った割には前後・左右方向へのふらつきはありません。 シナ合板が高いといっても\2,000以下の材料費でした。 この後の塗装で外観のバリューは決まるとは言え、自作する意味が十分あるように思います。
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CDラックを正面、側面、背面から見た所です。 解説の中でしつこいくらいに直角度!、直角度! と申し上げたのは、柱を台座に対して垂直に立てるためです。 簡単な構造とは言えこんな点を注意深く作業すれば傾いて立つようなおかしな物にはなりません。 また柱を台座に固定するのに40mmネジを4本も使ったのもぐらつきが出ないようにするためで、最終的には接着剤併用で固定すれば更に安定します。
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