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ソーガイドについて
2004/11/05

 mini-Shopで販売開始したソーガイドは、手引きノコギリで直線が切れない!切り口が直角になら
 ない!
、といううまく使いこなせない方にとり正確な切断を可能にする大変有効な道具である。
 但しこのソーガイドにも限界があるので誤解を招かないようその基本的な構造、使い方そして限界がど
 の辺りにあるのかについてご紹介し、正しく使用していただきたいと思う。

 尚ソーガイドの限界についての考え方は私の個人的な判断に基づく物であり、メーカーの公式な見解で
 はないのでご承知おき願いたい。


ソーガイドの道具としての基本的な構造

手引きノコギリで正確に切断するには、墨入れした線に沿ってノコギリの刃が垂直に立ち、左右にぶれたりノコ刃が撓むことなく前後に直線運動すればよい。 そしてそうするための方法はこちらで解説している通りである。

しかしその為には練習と慣れが必要であり、誰にでもすぐ出来るようになるとは言いがたい。(マスターに要する時間は別として誰にでもマスター出来ると私は思うが)  そんな手引きノコギリが使いこなせない方にでも直線切りが可能になる道具がこのソーガイドであり、その構造は上記で説明した正しく切断する条件を満たしてくれる。
(ノコ刃がぶれない、撓まない、垂直に立つ、前後に直線運動をする。 の4つ)

これを実現するために、2枚のガイドプレートの間にノコギリを挟み込んで、ぶれない!撓まない!直線運動!の3つを強制的にしているのだ。 更にこのガイドプレートを垂直に立てて固定することで、残る垂直に立てる!も実現している。 ただそれだけの構造なのだが、更に細かい配慮が構造に行き届いているので大変使いやすくなっている。

第1は2枚のガイドプレートの間に挟まれたスペーサーである。 このスペーサーの厚みは実測で0.65mmある。 従って組み合わせるノコギリが「翔 265」「ゼットソー265」のようなノコ刃の板厚0.6mmの物を挿入した時に最も切断精度が出るようになっている。0.05mmのガタと言うか隙間が適切なのだ。) また切断中にノコギリの刃先とガイドプレートがこすれるようなことはないから、刃先を痛める心配はない。

第2として付属する位置決めストッパーの使用により、棒や幅の狭い板などを切断する際の直線性を簡単に確保できることで、 2 x 4材や1 x 4材などの切断は大変簡単である。

第3は付属の平行スライダーと直尺或いは真っ直ぐな細い棒との組み合わせで、長い直線切りも正確に出来るようになっていることだ。

第4はガイドプレートを固定しているガイドホルダーを45度寝かしたり或いは水平面で45度回転したりすることが可能であり、普通はマイターボックスを使わないと出来ない45度切断も簡単に出来てしまう。


以上がソーガイドの特徴であるが、こう書くと万能の道具であり手引きノコギリをマスターする必要はないように思えてしまうが、どっこいこの便利なソーガイドにも限界がある。

その1は板厚が厚くなると正確に切断することが難しくなることだ。  これは切断してゆくに従いガイドプレートに挟まれたノコ刃がたんだん下に移動して最後には外れてしまうことによる。 翔 265ゼットソー265との組み合わせでは、50mm前後が正確に切れる厚みの限界であり、この厚さに近づくと刃はぶれやすくなるし、前後に正しく直線運動も保てなくなるから切断精度は落ちてくる。  安定した切断は 2 x 4の厚み38mmを目安に考えておいた方が良いかもしれない。

その2は棒や幅の狭い板の切断の場合ソーガイド本体が乗る部分の幅が10cm程度は欲しいということで、これより短くなると切断精度を保つのは困難だ。(従って小さな板切れの切断は難しいということになる。)

その3は平行スライダーを使って切断する場合には、クランプで材料と直尺を固定しないとならないことで、これ無しでは正確に切ることは不可能だ。 またソーガイド側に材料の十分な空き20cm程度)があれば、直尺と材料の共締めをクランプでやればよいが、空きがそれ以下だとかなりややこしい材料と直尺それぞれの固定をクランプで作業台にしない限り正確に切断できなくなることだ。 これはソーガイドを使った時の切断点と平行スライダーのスライド面との距離が15cmあることに起因する。


以上のような限界、制限、余計な下準備があるが、使用できる範囲での切断性能は特筆に価する。 正直言って私は手引きノコで比較的正確に切断できるようになっていると思うが、ソーガイドが使用できる範囲の切断ではとても太刀打ちできないし、プロでも適わないだろう。

従ってその限界を十分理解した上で使えば日曜大工をより気軽に楽しくやれ、どなたでも精度の高い工作が可能になる。

以上については以下の写真も参考にされたい。

ソーガイドの基本的な使い方だが、ノコギリの刃がガイドプレートに接近しすぎて刃を痛める危険性がある使い方。

ノコギリを寝かせれば刃をガイドプレートで痛める心配はない。

位置決めストッパーを取り付け左手でこのように押さえて切断するのが基本だ。

切断する長さが15cm以上になると刃渡りの関係で苦しくなり、平行スライダーのお世話になる必要が出てくる。

平行スライダーを使った切断のやり方。 クランプで固定した直尺か真っ直ぐな板(左に見える赤い板)に平行スライダーを沿わせてソーガイドを移動させる。

左手でつまみを握って平行スライダーを直尺(ここでは真っ直ぐな板)に押し付けて切断開始したところ。

切断が進むについれて平行ガイドを直尺(ここでは真っ直ぐな板)に沿って手前に移動しながらきり進む。

こうして切断終了。 この例では切断した長さは21cmだが、ご覧のように大変綺麗で真っ直ぐな切り口だ!

平行スライダーを使うときには切断点と平行スライダーの距離が150mm必要だが、このためには最後に200mm程度残る切り方でないと切断前の下準備が大変ややこしくなる。

27mm x 45mmの角棒切断の例で、これは切り始めの様子。

間もなく切断終了だが、ノコギリはガイドプレートの隙間からもう少しで外れてしまい切断精度も悪くなってくる傾向にある。

切り口は大変綺麗で文句なし。 ソーガイド無しでこのように正確に切るにはかなりの熟練が必要だ!

その切断面の直角度をチェック。 長さ27mmの部分だが完璧な直角が出ている。

更に45mmの部分もチェック。 こちらも完璧でこれならプロも真っ青の正確な切断で全く文句なしだ。

 ソーガイド翔 265との組み合わせはベストマッチですがこちらから購入いただけます。



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