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替刃式直角研磨ヤスリ
   
2007/05/11

構想と製作

 先週紹介した替刃式平ヤスリ(左の写真)はすこぶる好調ですが、M-20GPでは対応できないもう
 ひとつの替刃式ヤスリを試作しました。
 その使用目的は板の切断面の直角を保った研磨または直角度を出すための研磨にあります。

 私が板を切断する時には、手引きノコギリで所定寸法よりも0.2-0.4mm程度大きめに切断し、
 カンナでドンピシャ寸法に調整します。 通常はこれで切断面の寸法精度直線性直角度の3
 項目が満足させられるのですが、使用する材料が合板だとカンナで削ったけではざらざらしていて
 不十分なことがあります。 その場合には替刃式ヤスリM-20GP)で研磨するのですが、研磨
 する量が多いような場合には折角カンナで削って得た直角度が狂ってきます。 また稀にはノコギ
リで切断後いきなりM-20GPでの研磨にしたい場合もありますが、この場合には直角度の修正は大変困難です。

 製作に必要な材料は替刃式ヤスリの替刃M-21P)と断面がL型のアルミ押し出し
 材です。 先週に引き続きですので多少悪乗りのきらいなきにしもあらずですが、こ
 れまた具合の良い物が出来ました。

 購入した断面がL型のアルミ押し出し材は先週紹介した物より薄い3mmですが、
 L型のため撓みはかなり出にくくなっています。  幅は25mmでこれまた24mm
 のM-21Pを固定するのに幅の調整加工を必要としませんが、長さは300mmあり
 ましたので、必要な長さ(151mm)に切断する必要があります。

 ここでは電動ジグソーCJ-250)に金属用ブレードを取り付けて切断しました。
 またその後切断面の研磨にM-20GPを使っています。

M-21Pを固定するネジ穴は先週のものとは異なりM3の雌ネジを切らず3.0-3.2φ
の貫通穴としています。 これは皿もみをすると板厚が薄いのでネジ部分が殆どなく
なることによります。 その皿もみは先週紹介したとおりのやり方と同じですが、今
回は替刃の端を落とし込む溝を削りだす必要がないので作業はより簡単です。
取っ手については端材の12mm厚合板と24mm厚ラワン材を切断丸め加工し組み
立ててエポキシ接着剤で貼り付けました。

使い方についてはカンナで板の切断面の直角出しをする方法によく似ており、薄板を敷いてその上に研磨する材料を僅かに浮か
せてやるのがコツです。 今回試作した物での研磨可能な最大厚みは22mm位までですが、そこまでの厚みが研磨できれば日曜大工の殆どの局面で使えるでしょう。 試しに色々な端材で実験したところ薄い板ではとく有効であるように思います。 以下の写真で更に理解を深めていただければと思います。

今回使用したL型アルミ押し出し材。 幅25mm、厚さ3mmですが、長さは151mm必要になります。

購入した材料は300mmありましたので電動ジグソーで切断します。 マスキングテープ2枚を1.5mmの間隔で貼り、間を切断します。 

電動ジグソーCJ-250)を使って切断中。 角までの切断は上向きに、その後は下向きにジグソーを進めます。 切断面はM-20GPで研磨します。

今回の替刃M-21Pを固定するネジ穴は3.0-3.2φとします。

のドリルで皿もみを施し、角を斜めに削り落として座板の加工は終了です。

取っ手の加工。 12mm合板が座板に接着される面は両面から45度に切り込んで先端が直角になるようにしますが、ソーガイドを使って切断しました。

両面から45度に切り込み先端が直角となりました。

その板に端材のラワンを切断しカンナで大雑把に丸く削った後で替刃式ヤスリにて仕上げ35mmのネジ2本で12mm合板上端に固定しました。

その取っ手をエポキシ接着剤にて座板に接着。 5分硬化開始タイプを使ったので、ゴムバンドを巻いて2時間圧着保持し完成です。

替刃はM3の皿ネジを使いナットで固定していますが、緩み止めにスプリングワッシャーを間に噛ましています。 このネジの出っ張りは使用上の支障が全くありません。

完成した直角ヤスリを通常位置に置いたところですが、取っ手が斜めに付いているので若干違和感があります。

使い方。 研磨する板(ここでは12mm合板)の下に薄板(ここでは5.5mm厚)を敷いて研磨する板を若干浮かせるのがコツです。 3mmの板を敷いた場合には20mmまでの木口が研磨可能です。

  新たな私の替刃式ヤスリ群。 左より25φ18φの円筒ヤスリが両端についたDR-1000P18φ替刃はオプション)
  10φ半丸のRS-310P、今回製作した直角研磨、最も出番が多いM-20GP、前回製作した平ヤスリの計5本です。

ここで使った替刃M-21P)mini-Shopで販売しています。 アルミ押し出し材を含め\1,000程度の投資で作れますので、是非ともお試しください。

 
  
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