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水平・垂直だし水準器
   
2008/01/18

構想

mini-Shopにて4種類の水準器(レベル)を発売しましたが、何れも気泡管を使ったタイプで一番小さい物は直径が11mmの円盤状、そして16mm、24mmの円盤型と続き一番大きい物は長38cmの高精度なものです。

ここでは一番小さな円盤状の物を使った一例として電動ドリルドライバー用の垂直・水平だし水準器を試作しましたのでご紹介します。  このアイデアはこちらで紹介している以前読者の方が教えてくれたものが原点ですが、その昔同様なアイデアの物がメーカーからも出されていたように思います。

ちょっぴりひねったのは11φの水準器2個を90度をなすように固定し、それぞれで垂直と水平がチェックできるようにした点で、水準器を傷つけないよう9mm厚の板に穴をあけてその中に埋め込みましたが、丁寧にやってもトータルの作業時間が3時間程度の工作でした。

これでどの程度の精度が出るかは不明ですが、少なくともこれを使わないよりも遥かに高精度で垂直或いは水平だしが可能なことは間違いありません。 先ずは以下の写真でそれらの様子をご覧下さい。

端材の9mmと18mmの板から切り出した3枚を貼り合わせましたが、9mmの板に直径11mmの穴をあけてそこに水準器を埋め込む構造です。

水準器の傷つきを最小限とすべく埋め込んでみた試作品の全景。 作業時間2時間強でした。

電動ドリルドライバーFDD-1000のトップ部分を替刃式ヤスリで丹念に削って平面を作ります。 この平面削りの精度は重要ですから慎重に進める必要があります。

垂直だしだけで良ければ、水準器1個を使ってお尻のこの部分を削って貼り付けるのも良いでしょう。

削った電動ドリルドライバーのトップ部分に作った水準器を両面接着テープで貼り付けました。 様子を見て後ほど接着剤で完全に固定してしまいます。 水準器のひとつは向こう側を向いているのでこの角度では見えません。

改めて説明するまでもありませんが、水平に穴あけやネジ止めする場合にはこの面の水準器を見て水平を確認します。

そして垂直の場合にはこちらの水準器を使います。 

簡単な工作で実用性が高い物が作れます。 精度については水準器本体の組立て精度電動ドリルドライバーの平面削り、そして水準器の貼り付け精度に依存しますが、余程雑な工作をしない限り十分実用になるものが作れると思います。
是非ともお試しください。

注意: 電動ドリルドライバー(FDD-1000)に私が行った程度の改造は電動ドリルドライバー本来の機能や性能を損なうようなものではありませんからメーカーに「改造品のため補償の対象にあらず!」と判断されることはないと思われますが、改造の仕方によってはメーカーの補償対象から外れる可能性もありますのでご注意ください。 またヤスリで削る際に切り粉が電動ドリルドライバー本体内に入らないよう研磨中は放熱口にマスキングテープを貼って塞ぐなどの対策を講じてください。

ここで使った水準器はこちらからmini-Shopにてお求めになれます。


 
  
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