|
【木材以外の主な部品材料】 車輪はゴム系の静かな走行音のものを選定しました。 ワイヤーバスケットは100円ショップで420円で入手。 タイルは台紙付の□100mm×9枚セットのものを入手。
|
|
【支柱の下地処理】 かくし釘跡とMDF材の表側の木口をパテ処理しました。
|
|
|
|
|
|
|
|
【支柱の下塗り】 ペンキ屋さん推奨の塗料吸い込み防止効果の高い サーフェーサーを使用。2回塗り実施。 |
|
【支柱の上塗り】 ラッカースプレー(アイボリー)で2回重ね塗りをしていま
す。 |
|
|
|
|
|
|
|
【タイル貼りの実験】 ウレタンニス塗装後にタイルの接着が可能かどうか の確認。5.5mmのシナ合板で□100mmのタイルが 入る角穴をつくり、天板と同じ塗装をしました。 |
|
【目地材充填の実験】 タイルを入れる角穴の寸法をミスしたため目地部の隙間
が狭くなっています。目地幅2mmに設定すると角穴寸法 は□102mmにしなければならないところを□100mmにし てしまいました。目地材による塗装面の傷、劣化防止を 考えてマスキングテープを 使用。目地材を充填して、 ふき取る作業のコツもつかみました。 |
|
|
|
|
|
|
|
【オイルステイン処理後の天板と底板】 オイルステインを塗った後、乾く前に布で拭きながら 塗料をならし色むらを抑えました。 外周・取手穴のエッジ部はトリマーでR面取り加工を しています。 |
|
【天板のタイル貼り】 ウレタンニス仕上げ(3回重ね塗り)したものにいよいよ タイルを貼り付けます。 |
|
|
|
|
|
|
|
【タイルの裏面に接着剤を塗布】 裏に台紙が張ってある9枚正方形のユニットタイルを ホームセンターから入手。写真の状態に分割して裏面 にタイル用接着剤(タイル売り場に置いてあったもの) を塗布。台紙はそのままで天板に貼り付けました。 台紙が貼ってあるところは目地幅をそろえるのが楽です。 |
|
【タイルの接着とマスキング】 接着剤のついたタイルを天板に載せ目視で目地幅を そろえて手で押し付け1日放置しました。 試験サンプルと同様に目地材の充填前に天板側はテー プでマスキングしました。 |
|
|
|
|
|
|
|
【目地材の充填】 目地材を隙間に充填し20分ほどして水を含ませた スポンジでタイル表面についた目地材をふき取ると同時 に目地の高さをタイル表面よりも低くなるようにを軽く こすりながら調整しました。 |
|
【タイル貼り付け完了】 目地材はホームセンタータイル売り場に置いてあったもの です。セメント系材料で防汚タイプです。 意外と簡単な作業できれいに仕上がりました。 |
|
|
|
|
|
|
|
【底板と支柱の取り付け】 木ダボと木ねじを使用して底板に支柱を取り付けます。 支柱のコーナーはトリマーでR面取り加工をしています。 |
|
【支柱の取り付け】 この段階で木ねじ1本では取り付け強度が足りないと感じ ました。 出来上がってから分かっても遅いですが。 |
|
|
|
|
|
|
|
【支柱の取り付け】 天板側も同様の取り付けです。 中段のワイヤーバスケッ トを載せるところはバスケットがずれて落ちないように棚受 けを取付けました。 これとバスケットのコーナーの穴に勘 合させるようにしています。 |
|
【キャスターの取り付け】 底板の横方向は安定性を考えて底板の幅いっぱいのとこ ろへ取り付けています。 野暮ったいキャスターが丸見え ですが、実用性を優先させました。 |
|
|
|
|
|
|
|
【組み立て完成】 穴の開いた取っての部分を持ってワゴンを動かしてみると
どこか弱々しく剛性が足りない感触です。 支柱の取り付
け強度不足が原因と思いました。 底板に重いものを乗
せて移動させるとぎしぎしと音がするためこれでは実用に
ならないと判断し対策することにしました。 |
|
【支柱の取り付け見直し】 対策といっても塗装まで終わっているので大改造は出来 ません。 支柱の取り付け部を横から見ると隙が見えま
す。 この隙間をなくして取り付け面全体が密着するよう
にすれば、改善できると判断し木ねじと接着剤併用の取
付けを考えました。 粘土の高い接着剤を使いはみ出し 覚悟で多めに塗布し隙間を埋める方法をとりました。 |
|
|
|
|
|
|
|
【取り付け方法の変更】
組み立てが終わったものをバラして支柱の取り付け面に
接着剤を塗布し再度組み立てました。 貴サイトで紹介さ
れている大型クランプを以前製作したのですが、接着後に
この大型クランプで上下をはさみ締め付けました。
締め付けた状態で4本の支柱の上下を木ねじでも締め付
けこの状態で1日放置しました。 はみ出した接着剤はす
ぐにふき取りました。 |
|
【設計の元になった野菜かごを載せたキッチンワゴン】 写真の野菜籠を載せた状態で移動させてみましたが、 接着の効果でぎしぎし音はなくなり、剛性が大幅にアップ しました。 接着の追加は正解でした。 また天板の剛性 もクランプで締め付けてもタイルの浮き、目地のひび割れ は発生せず現状で問題がなくほっとしました。 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
【感想】 今回製作のキッチンワゴンは家具としては小型で構成もシンプルなので比較的楽に出来たと思います。 製作日数は実働10日ぐらいです。 下地処理、塗装にやや時間がかかりました。 ビス頭や野暮ったいキャスターが丸見えなのを除いて見た目もすっきり綺麗にでき我が家のキッチンにぴったりと満足しています。(自己満足ですが)
家具は趣味性や嗜好が大きく反映されるがゆえ人によって感じ方もさまざまです。 私がいいと思っても、家族はあまり興味を示さない場合もあります。
今回の作品も家族からは微妙な評価です。 どちらかというと「また作ったの」という冷ややかな目でした。 人をひきつける、みんなから喜ばれるものを作りたいと思うのは私の願いです。
|
|
|
物づくりが好きで、いままで仕事の合間に趣味のひとつとして家具作りに取り組んできました。当初は自宅マンションのベランダで作っていましたが、だんだんと大型のものをつくるようになり、手狭まになったことで、実家の裏の狭い敷地を借りてそこに雨でも出来るようにと屋根つきの作業場をつくりました。
2008年に定年退職してからは、毎日が日曜日で時間はたっぷり有ります。 以来古くなった自宅マンションを快適な住まい環境にしようという大義名分で家具作りはもちろん、部屋のリフォームも手がけて物づくりの楽しさを味わっています。 しかし視野の狭い自己流の家具作りを続けていても進歩は望めないし、願いはかなえません。
そんな折、貴サイトと出会えたことは幸運でした。DIYの幅広い様々な情報やレベルの高いアイデアを提供していただきそこから学んだことは数え知れません。 VIC様ホームページにただただ感謝しております。 おかげで自作家具づくりの腕が上達しより高い満足感充実感が得られるようになってきたと感じています。 さらに美的センス、実用性設計のレベルアップを目指して家具作りを続けていこうと思っています。
これからも、楽しく役に立つ情報、アイディア満載のVIC様ホームページに期待しています。 よろしくお願いいたします。
|
|