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使用した材料全てです。 左は9mm厚の合板2枚で加工後貼り合わせます。 右は18mm合板とその上にあるのが上から、150mm長蝶番、1/4インチ 20mmボルト、M6 40mm ボルト、爪付きナット2種類です。
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1/4インチボルトとM6ボルトは僅かな太さの違いですが、ネジピッチが異なり(1/4インチボルトの方がピッチが粗い。)ます。 爪付きナットはほぼ同じ大きさながら、ネジピッチが違うのでそれぞれ専用になります。
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左が1/4インチ爪付きナットですが入手できなければ右側の普通のナットを使います。(その場合の取り付け方は最後の補足で説明します。)
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18mm合板の裏側に1/4インチボルトの頭を沈めるための座繰り穴をあけます。 私は15φフォスナービットを使いました。
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フォスナービットは少しずつ削って行くため彫る深さの調整は容易です。 1/4インチボルトにワッシャーを通して逆さに落とし込み、ワッシャーが板の表面から僅かに沈み込んだらOKです。
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あけた底の中心には円錐状の窪みが出来ますから、これを使うと次の穴あけの中心が狂いにくくなります。
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貫通穴には7φの木工ドリルを使いました。
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その貫通穴があいた状態です。
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9mm合板の下の板上面2箇所(三脚固定ネジ穴と追尾用ボルトが通るネジ穴)には20φの浅い座繰り穴をあけます。 深さは爪付きナットの板厚ですが、このように現物を当てた方が簡単。
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次に8φの木工ドリルで貫通穴をあけます。 この8φの穴に爪付きナットの先を挿入します。
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そうしたら爪付きナットが座繰り穴に完全に沈むまで玄翁で叩いてやります。(爪付きナットは板の面から絶対に飛び出ないこと。)
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上板の同じ位置に7φの貫通穴をあけます。 (もう一度確認ですが、中央が1/4インチの爪付きナット、右端がM6の爪付きナットです。)
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9mm厚の上下の板を木工ボンドで貼り合わせクランプで圧着保持します。 この圧着保持がいい加減だと撓みが出易くなりますので、十分にクランプを締め上げた方が良いです。(2時間放置。)
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M6 ボルトの加工。 私の使った物はmini-Shopで販売しているセットキャップボルトで、先端が左側のようになっていて加工状好都合ですが、更に先を緩い凸面状になるよう金属ヤスリで削り、仕上げにはサンドペーパー(#240)を使って滑らかにしました。(右側)
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そのボルトを固定するツマミにはビニールテープの芯に4mmの合板を丸く切った物を木工ボンドで貼り付けて、中心に6φの穴をあけています。
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ボルトをナットを使って固定しましたが、このツマミの作り方はこの方法に拘らず色々工夫してみてください。
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150mm長蝶番で18mm合板(左側)と9mm貼り合わせ合板(右側)に固定しました。 ネジ穴の位置関係を良く見てください。(爪付きナットは板の間に挟まれているので見えません。)
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長蝶番固定のクローズアップ。 タッピングネジを強く締めこんでいるので蝶番は歪みだしているのが判りますが、これが軸部分のガタが無くなる事につながり好都合です。(こんな使い方は通常はしませんが?)
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ツマミを固定したM6ボルトを底から捻じ込みました。
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それを右側から見たところです。
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1/4インチ 20mmのボルトにワッシャーを通し、上板の裏側から差し込んで自由雲台を固定します。 ボルトの頭は座繰り穴に埋まり飛び出ません。
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蝶番を固定した反対側には4本の3.0φ 16mmタッピンネジを固定し、上下のネジの間に輪ゴムを2本ずつ巻きつけてやります。
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追尾ネジを締めこんで行くと上の板を押し上げこのように隙間が空いてきます。 ガタがなく動きがスムーズであればOKです。
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架台を使う時の設定方法。 蝶番側(実はこれが西側になります。)の板の上端角(黄色矢印)から覗いてその角の延長線上に北極星が来るよう三脚の垂直・水平の調整をして固定します。 これで長蝶番は地軸と平行になります。
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自由雲台にカメラを固定して撮影の準備が出来た状態です。 この写真の場合には赤矢印の先が天の北極(北極星)を指している事になります。
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カメラで撮影する方向は、自由雲台のこのネジを緩めて調整します。 現在のカメラの設定位置は南の空の方向になっていますが、殆どの方向の撮影が出来るはずです。 |
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三脚も含めた全体のイメージ。 あとはシャッターを開けて追尾するだけです。
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シャッターを開けたら追尾ツマミを時計方向に(白矢印)1分間に1回転させてやります。 そうすると上の板は赤矢印方向に徐々に上がって行きますが、この動き(回転)は星の日周運動に等しいですから長時間露出しても星は点像のまま撮影できます。
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架台を北側から見た様子です。 追尾ネジは1分間に1回転で1mm上に伸びてきますが、約7mm伸びるとツマミが下の板に当たりますので、これが追尾の限界(約7分)となります。
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