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プランターボックス
 2003/05/01

 「プランターボックス」

 プランターはほぼ100%近くプラスチックで出来ており、高価なものに
 なると側面に色々デザインされたものや表面が石目調など工夫を
 凝らしたものがありますが、所詮プラスチック特有のチープ感があり
 ます。

 この問題を一気に解決する純ウッディーなプランターボックスが今回
 のテーマです。 この作品は1年前に製作し製作過程の写真を撮っ
 ておりませんでしたが、先週ご披露した2段植木鉢台と同様図にて
 製作過程を説明することにします。

 特徴としては効率の良い設計で3枚のSPF材で殆ど無駄無しとなっ
 ています。 従ってCPは極めてよく材料代としては\600.-(塗装を
 除く)
で出来ます。 作り方も簡単で1日で完成します。


材 料

 1.SPF またはホワイトウッド
   SPF材かホワイトウッドのワンバイ材と呼ばれるものを使います。 1枚の寸法は幅89mm、長さ1830mm、厚さ19mmです
   が3枚必要です。 ホームセンターで入手可能ですが、後述するカットも併せてホームセンターでやってもらうと良いでしょう。
   最近は面取りといって角を丸く加工したものも見受けそれでもよいのですが、私の作った物は面取りがされていないものを使
   いました。

 2.ネジ
   スレンダースレッドネジ又は軸細コーススレッドネジで直径3.3φ長さ45mmのものと35mmのものを使います。

 3.塗料
   色は好みで何でも結構ですが屋外用ステイン系の塗料(水性と油性があります。)で必ず塗装してください。 
   屋外使用での腐れ防止とプランターのチープ感を無くすのに是非ともお奨めします。


使う道具・工具

 1.ノコギリ
   後述しますが殆どはホームセンターで切断してもらい、一部をノコギリで切断します。

 2.電動ドライバー
   沢山のネジを手締めでというのは大変厳しいので電動ドライバーを使いたいものです。 ここでは\4000程で購入可能な
   リョービ FDD-1000を使用しましたが、小型の工作には十分な能力がありますし、電動ドリルとしても使えます。

 3.カンナ
   面取り用に使います。

 4.曲尺(指金)
   線を引く、直角が出ていることを確認する、などに使用します。


  設計

  公称65cmタイプと言われる\195.-で売られていた最も安いプランターを元に設計しました。
  プランターの実寸を測ってみると長さ640mm、幅230mm、深さ160mmでしたので、ぴったりと
  収まるように各部寸法を決めています。 もしもプランターの実寸がこれより大きい時には、角の
  出っ張り量を小さくすることにより若干の調節が可能です。 

  また今回の設計は底がない構造としています。 その理由は底があると水が溜まり腐れの原
  因となるためで、プランターの縁6箇所で受けるようにしてあります。

加工

   板取り図に従い材料を切断します。 材料を購入するホームセンターでこの通りに切断してもらうと簡単です。

 ABのみ予備加工をします。

 左の図を参考にAB合計4枚の
 角を落としますが、赤で記した寸
 法はプランターの長さと幅は私が
 購入した物に合わせています。

 異なる寸法の場合はここで調節し
 ます。 

 尚ABの組上げ後上下関係は、
 図のとおりです。


組み立て

   組立て順序を変更すると組立てられないことも起こりうるので、必ず以下の手順に従って組立てて行きます。 

 1.側板の面取り

   これは予備加工の一部で好みの問題もあり必ずしも必要ありませんが、面取りのされていな
   い材料の場合には、意外にきりっとしますし上下の側板の間に出来る隙間が目立たなくなる
   のでお奨めします。

   この面取りをしたときの見え方は最後のほうに掲載する写真でご確認ください。

   AA'BB'の角を図のようにカンナで削り幅が5mm位となるようにします。

   A'と記したものはAが下の角だけ落とすのに対し上の角も落とします。  この関係はBB'
   も同様です。

   なお面取りをされた材料を使う場合にはこの加工は不要です。




 2.脚の組立て

   合計8枚のCを図のようにL字型状にA'のネジを各3本ず
   つ使い組上げます。 これで4本の脚が出来上がりま
   す。









 3.脚の固定

   長い側板AA'を図のように並べ、脚を35mmネジで固
   定します。 

   この時脚の上端はAの上面に他の材料を当てて板厚分
   (19mm)下にずらしてやります。 
   このずらした所にプランターの縁が載るようになります。

   尚脚と脚の間隔がプランターの長さかそれよりも若干長
   めになっていることと、脚と側板が直角に取り付けられて
   いることを確認します。

   これが狂っているとプランターが入らなくなったり歪みが
   出たりしますので、狂いを発見したら組立てのし直しで
   対処します。




 4.補強版固定

   本来なら端材となってしまう板取り図のDをそのまま補強板とし
   て図の位置にネジ止めします。

   この板はプランターの受けとしても機能しますので、脚の固定と
   同様Aの上面から19mm下にずらして固定します。












 5.側板小BB')の仮固定

   脚とAA'を固定したものに、Bを図のように45mmネジ1本ず
   つで仮固定します。
   次にB'をやはり1本ずつの45mmネジで仮固定します。

   この時BB'と脚が直角に取り付けられていることを確認しなが
   ら作業を進めます。

   それと図には示していませんが、脚と脚の間隔はプランターの
   幅の長さか若干大きめであることを確認します。

   同様の作業で反対側も仮組み立てをします。






 6.側板大AA'の仮固定

   実際には裏側から既にネジ止めしてあるので仮止めとは適切な
   表現ではありませんが、表側から図のように各個所1本ずつの
   45mmネジで固定します。

   反対側も同様です。










 7.側板最終固定

   ここまで完成したら平らな面に立てて
   みます。

   脚のがたつきがありませんか?
   また脚は垂直に立っていますか?


   それらに問題があったら力技でゆが
   みを修正してみてください。
   それでも直らない場合には、ネジを緩
   めて5.からやり直したほうが良いか
   もしれません。

   問題なければ図のように各個所更に
   1本ずつのネジを締めこみます。



 8.脚の固定

   短い側板BB'に脚を最終固定します。 内側から35mmネジを図の位置に締めこみます。






   以上で完成です。 

   参考までに完成したプランターボックスの数箇所の写真を以下に掲げておきます。
   この写真のものは製作後1年使用して塗装がだいぶ痛み出したので、汚れを落とした上で上
   塗りをしたものです。
   屋外使用は痛みが激しいので1年に1度塗装したほうが長持ちします。 



 完成したプランターボックス。 プランターそのものがすっぽりと嵌り込みますが、底がないので底側に手を入れて押し上げ
 ればプランターを取り出せることが出来る構造となっており、水捌けが良いので長期間の使用でも腐りにくくなっています。

上から見たコーナー部分。 L字型の脚上端がプランターの受けになります。

同じくプランターを入れた所。 このように収まります。

交互に出っ張る角部分。 視覚的な変化を与えてくれます。

コーナー部分の内側を見たところ。 L字型の脚に総ての側板が固定されます。

面取りをした部分のアップ。 これが隙間を見せなくするのと同時に外観上の凹凸感を増加させます。

L字型脚の部分のアップ。 プランターの底も見えます。
(茶色部分)

----- 完 -----

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