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ホームセンターで購入し一部を切断してもらった1セット分のワンバイフォー材5枚で、カット代も含み約\1,000でした。 左から板取図の1から5までの板になります。
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切断開始ですが、端数mmは切り落としてから採寸します。 こうすると端が痛んでいたり直角が出ないなどのトラブルを回避できます。
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まず1.と2.の板から長さ600mm(ベイジュ色)を3枚ずつ切断。 最初は長さ1800mmの材料ですが、工作台2台でこのように置けば切断した材料が落下することなく作業できます。
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切断が終了した1.と2.で、長さ600mmが6枚取れこれらは上板になります。 切断寸法精度は0.5mm以下に収まっていますが、ソーガイドを使えば容易でしょう。
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次に3.(縦に半分に切断してある。)から長さ424mm(クリーム色)を5枚、502mm(黄緑色)を1枚、341mm(空色)を1枚、142mm(紫色)を2枚切り出します。
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4.と5.の長い板(約1300mm)2枚を700mmで切断し(板取図の緑の数字)その端から89mmと164mmの位置(板取図の赤の数字)を結ぶ斜めの線を引き切断します。(オレンジ色の部材)
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左上に切断した部分を置いてありますが、切断部分からそれぞれ598mmと418mmの位置に再び線を引き切断します。(薄緑色) これら斜め切断の部分だけはソーガイドを使っての切断は出来ません。
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残りの4.と5.の幅広の部材は長さ581mm(水色)に切断しご覧のような3枚が2組出来ます。
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ここで手順に関し注意があります。 複数の線引きをしてそれらを連続して切断するのは止めましょう。
ノコギリの切り幅1.2mm前後分切断後の寸法が短くなってしまいます。 手引き切断に十分慣れてきたら線引きの際に
切り幅分だけ長く線引きすることにより寸足らずの問題は回避できますが、どちらかというと高等戦術です。
特に斜め切断の場合寸足らずの度合いが大きくなります。 必ず1箇所線引き、その部分の切断、次の線引き、
そして切断!と進めて行きましょう。 板取図で斜め切断部分の寸法が赤字や青字で表現していますが、このことに対
する注意喚起のつもりでそう表示しています。
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4.と5.でホームセンターで長さ520mmの縦割りにしてもらった部材4枚から、502mm(緑色)1枚、462mm(ピンク)2枚、341mm(空色)1枚を切り出せば、切断作業は終了です。
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切り出しが完了した全材料で25点あります。 念のために各部材の寸法を板取図と比較してください。 切断誤差が1mm以内に収まっていれば上出来です。
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組立ての最初のステップは柱(長さ581mmの水色の板)の下から369mmのところに線を引きます。
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その線にオレンジ色の板の下側を合わせて35mmのスレンダースレッドネジで固定します。 写真に見える面が内側で左は左側用、右が右側用です。
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長い台形の板(薄緑色)の鋭角の方を写真のように置きます。 そして下から156mmのところに線を引きます。 尚曲尺を写真に見られるようあてて直角度の確認をしておきます。
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引いた線に緑色の板(長さ502mm)の上側の縁をあて、その右端は柱から19mm(板厚分)引っ込ませます。(赤矢印部分) そして黄色矢印の部分を35mmスレンダースレッドネジで固定します。
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空色の板(長さ341mm)をオレンジ色の板の下に接触させて黄色矢印の部分を35mmスレンダースレッドネジで固定します。 空色の板の右端は柱の縁と同じ位置です。
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出来上がった側板ブロックを適当な高さの台(私は高さ419mmの作業台を使用。)に載せて、黄色矢印の部分にクリーム色の板(長さ424mm)2枚を写真に見られるように端から19mm内側に挟んで45mmスレンダースレッドネジで固定します。
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次はピンク色の板(長さ462mm)を後部の黄色矢印の部分に挟み込んで45mmスレンダースレッドネジで固定します。 詳しい固定位置は設計図で確認してください。
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ひっくり返して反対側の側板ブロックを当てて45mmスレンダースレッドネジで固定します。 この時矢印部分にワンバイフォーの端材を挟むとぐらつきません。
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クリーム色の板2枚を写真のように前側から72mmの間隔になるよう挟み込み45mmスレンダースレッドネジで固定します。
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紫色の板(長さ142mm)を上端に35mmスレンダースレッドネジで固定します。
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1枚残っているクリーム色の板を紫色の板の間に挟みこみ45mmスレンダースレッドネジで固定します。 このクリーム色の板も前面から19mm引っ込めます。
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これでフレームが完成しました。 正常位置にてぐらつきがあるようだと、切断誤差が大きい、ネジ止時の位置合わせ不完全、ネジ締め部分の隙間などがその原因となります。 その時は一旦ばらして組み立てなおさねばなりません。
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OKであれば天板を35mmスレンダースレッドネジで固定して行きます。 板の前後の位置はクリーム色の板の木口が天板の中央にくる位置です。(最上部後ろ側の天板を除く)
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2枚の天板の間には目分量で約2mmの隙間(矢印の先)を作ります。(水捌けを目的としています。) 全ての天板を固定し終わったら完成です。
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真横から見るとこんな具合になるはずです。
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後ろ側の様子。 設計図と共に組立て時の参考にしてください。
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組立てが終了した3段植木鉢台。 ネジ締め部分に隙間がない完璧な組立てをすると、軽量な私とはいえ(54kg)この上に載ってもぐらつきや撓みが殆どなく大変頑丈な物に仕上がります。(だからといって踏み台に使ってはなりません!!) 塗装代は別ですが\1,000で作れるというのは同等市販品が\3,500.-程度で販売されていることを考えると、十分自作する意味があります。 また耐荷重はそれら市販品よりも間違いなく高いと思います。
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今回使った2種類の塗料。 左は最高防腐性能を誇る油性屋外塗料ガードラック(ライトオーク色)で、右は新製品の水性屋外塗料ウッドパーフェクト(チーク色)です。
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左はその後に追加製作したもので仕様は全く同一です。 見分けがつかなくなると困りますので、矢印の先に見える節(左下がその拡大)を目印にし、これをガードラックで塗ります。
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一度目の塗装が終わったところ。 ご覧のとおりライトオークのガードラックとチーク色のウッドパーフェクトは赤味と黄味の僅かな違いでかなり似ています。 尚今回の塗装作業時の気温は約12度でべた曇、雨がいつ降り出してもおかしくない天気でした。
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こちらは5時間後に2回目の塗装をした直後でかなり濃度が高くなりました。 色味は1回目の時より近しくなっています。 尚ウッドパーフェクトの標準塗り面積は4.5m2、ガードラックは3.5m2と表示されていますが、ワンバイフォー材5本で作った本作品は塗り面積が約2.0m2あり実際に使った量はガードラック(約390g)、ウッドパーフェクト(約320g)でした。
これは塗り方によりかなり変動しますので誤差範囲といってよいでしょう。
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1度目の塗装終了後の天板部分拡大。 左はガードラック(ライトオーク色)で、右がウッドパーフェクト(チーク色)です。 塗装後5時間を経過してほぼ乾燥した状態で、どちらも浸透型塗料に見られる特徴というか木目は極めてはっきり見えます。
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こちらは2回塗ってまだ生乾きの状態で撮影している同じ部分です。 一度目の時よりも木目のはっきり見える度合いは薄れてきていますが、木目が潰れてきているわけではありません。 ウッドパーフェクトの方が明度が下がっていますが、これはより沁みこみが進んでいるためと想像しています。
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塗っていて気がついた現象のひとつ。 同じ感じで塗装しているつもりなのですが、左のガードラックの場合垂れやすい(矢印の先の斑)傾向があります。 乾燥が遅いですからこんな部分は刷毛で擦りなおせばよいのですが、この点でウッドパーフェクトの方は垂れにくいように思えます。(右側の写真)
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もうひとつ気がついたこと。 メーカーの乾燥時間表示はガードラック6時間以上、ウッドパーフェクト4時間以上となっていますが、この写真は1回目の塗装1時間後(左)と2回目の塗装2時間後(右)で手前がウッドパーフェクト、奥がガードラックです。 ガードラックの方は見ただけで乾燥していないことが光具合でも判ります(矢印部分)が、ウッドパーフェクトは見た感じでは乾燥しているように思えるものの触るとまだべたつく感じという違いがあり、この差は乾燥時間にも繋がり、指触乾燥への到達時間はウッドパーフェクト5時間、ガードラックは7時間後もまだべたつきが残っていました。
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以上だけで全てを判断するのは早計ですが、取り敢えずの私の使ってみての印象について触れておきます。
気温の低い今のような気候で、ガードラックで塗装作業を1日で終了するのはちと困難ですが、ウッドパーフェクトでなら何
とか1日で済ませると思われます。(日中の気温が10℃以下になると乾燥時間は更に遅れるので無理ですが!)
但しウッドパーフェクトは臭気が殆どないためそんな低温の時には屋内で作業するという方法があり、雨の心配をする必
要もこの場合ありません。 また上でも触れたようにガードラックは塗布する量が多めだとジャブジャブという感じになっ
てしまいますが、ウッドパーフェクトはガードラックよりは流れにくいので(流れる前に浸透してしまうと言ったほうが良いか
もしれない?!)、これも作業性の良さにつながります。
それと標準塗布量がガードラックよりも29%近くも少なくそれぞれの販売価格(ウッドパーフェクト700ml \2,900.-に対
しガードラックは700ml \2,999.-でいずれもmini-Shopの販売価格。)以上の割安感が出ます。
よって最終判断は今後の耐久テスト待ちとなるものの、気軽にそしてより使いやすい屋外用塗料としてかなり高い評価
が出来る可能性があると言えるでしょう。
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塗装終了後3日経ってからで、左がガードラック、右がウッドパーフェクトです。 色味が随分と替わってきており前よりも黄味が薄れていますが、完全乾燥に伴う変化だけではなく撮影したカメラが異なり発色の違いもあり、この色の方が実際に近いようです。 現在は日が当たっていませんが、晴れていれば1日のうちに6時間は日光に晒されるので、この場所にて経年変化の様子を見るつもりです。
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