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ウッドパーフェクト中間報告
2008/01/11

 高性能の水性屋外塗料ウッドパーフェクトmini-Shopで販売開始して間も
 なく1年になります。 また長年の実績と信頼性が確立している業務用油性屋外塗
 料ガードラックとの比較実験をするため3段植木鉢台を2台製作し、それらに塗
 装して太陽光、雨風、大きな温度差に晒される環境での比較試験を開始してから
 まもなく11ヶ月になろうとしています。(左は製作直後の写真)

 現在は冬の最中ですが後2ヶ月もす
 れば春となり屋外用の塗装作業も
 しやすくなりますのでので、ウッドパ
 ーフェクトの性能についての中間報
 告をしておこうと考え、2つの3段植木
 鉢台がその後どうなったかを調べま
 した。

2つの3段植木鉢台が置かれた現状は右のようになっており、日照時間の長い夏の
晴れの日には一日辺り6時間は太陽の直射日光に晒されてきました。 またこれら
の上部には屋根や庇がありませんから雨が降れば常に濡れていました。
載せている植木鉢は2つの植木鉢台に対し全く同一条件というわけではありません
し、季節の変化と共に載せられた植木鉢も変化しています。 従って厳密な比較は
出来ませんが元々定性試験と考えておりますのでその点はご理解ください。

ところで2つの植木鉢台の上面はご覧のとおりかなり土で汚れておりそのままでは良く判りませんので植木鉢を降ろして一度水洗いしました。 方法としては全体に水を掛けて上面(天板)のみタワシでごしごしと擦り汚れを落とした後に水を掛けてという簡単な方法に留めています。  その際に気がついたことが1点あります。  それは撥水性の違いで、最も雨水に晒される上面はガードラック、ウッドパーフェクト何れも撥水性はほとんど残っていませんでしたが、雨水に余り晒されていない天板を受ける横の板ではガードラックではまだかなり水をはじく状態でした。 一方ウッドパーフェクトの方は撥水性はあまり残っていないようです。(以下の写真を参照ください。)

これはガードラックを塗った物。(真中に見える節で特定できる。) 天板の下の面には水滴が沢山見えまだ撥水性があることが判る。

こちらはウッドパーフェクトを塗った物。 同じ部分に水滴が見えない! というか全体に水でべたっと濡れている状態で撥水性は殆ど残っていない。

もうひとつ水洗い・乾燥の過程で気がついたことは、水に濡れているうちは何れも綺麗な色で褪色を殆ど感じなかったのですが、乾燥するにつれてガードラックで塗装した方は白っぽくなってきました。 ウッドパーフェクトでもこの傾向はありますがガードラック程ではありません。  現時点で木材の保護性能に影響するようなことはないでしょうが、見た目では薄汚い感じがします。

これはガードラックで塗装した物の天板が濡れている状態の写真。(一部乾きだしたところがあるが?) そして右側は完全に乾燥後。 何やら白っぽく薄汚れたようになり水で塗れている時の鮮やかさは薄れている。

こちらはウッドパーフェクトを塗った物で、乾燥した表面はやはり白っぽく薄汚れてきているがその程度はガードラックほどではない。  より最新の設計だけに使用している顔料の耐久性が改善されているのだろうか?

光の当たり具合で見え方が変わるので別な場所で乾燥後の比較写真を撮った。 左がウッドパーフェクトだが、右のガードラックとの白っぽさの違いが判ると思う。 また植木鉢が置いてあったと思われる部分は余り白っぽくなっていない。  従ってこの現象は太陽の紫外線による顔料の褪色とみて間違いないようだ。

さて褪色の具合は以上のような状態ですが塗ったばかりの物と今回の物がどの程度違うかの比較写真をここで載せておきます。 とは言っても使ったカメラは同じであるものの(CANON Power Shot Pro1)、カメラが判断する露出、色温度調整、光の当たり具合など余りにも同一条件での撮影とは言えない比較であることはご容赦ください。  それでも変化の程度は何となくご理解いただけると思います。  尚塗装直後の写真は3段植木鉢台の製作解説の中で紹介している写真をそのまま使い、撮影部分だけはほぼ同じになっています。

ガードラックを塗った物で左は約1年前の塗装直後、右が今回撮影した同じ場所です。 左は塗装終了後5時間後に撮影しており正直言ってガードラックはまだ乾燥しておらず十分に沁み込んでいない生々しい状態です。(完全乾燥には1週間掛かる!)  右を見ると褪色で白っぽくなっている部分がありますが、木部の痛みと言う点では全く異常がありません。

こちらはウッドパーフェクトを塗った比較でやはり左側は塗装してから5時間経った時のものです。 右の今回の写真と比較するとガードラックと同様褪色が認められますが、その程度はガードラックより軽微です。 また左の塗装後5時間後に撮影というのはウッドパーフェクトの場合乾燥状態にありますから、ガードラックのような生々しい感じはしません。

さらに乾燥してからじっくりと各部を観察して気がついたことに触れておきましょう。
先ず何れの場合でも天板部分にひびが数本入りだしています。 製作直後の手元の写真を調べたのですがそのようなひびはありませんでした。 従ってこれらは木材(ワンバイフォー材)の収縮に伴い発生したものです。  それら収縮は太陽直射光線が原因のようで、天板にしかひびは認められません。  但しこれが原因で木部の劣化が急速に進むかというとそれは余りないだろうと思います。 というのはウッドパーフェクト、ガードラック何れも木部表面に塗膜を作って保護するタイプではなく木部内部に沁み込んで保護するタイプの塗料であるからで、ひびが深くなってくればいざ知らず塗料の沁み込み具合が良ければ今後短期間に腐れが増大することはないと想像します。(この点については過去にガードラックにて塗装した作品数点で実証済みです。)

これはガードラック塗装の部分拡大。 ワンバイフォー材の木目方向に細い筋上のひびが入っています。 この程度のひびですと板厚全体には達していないと思われます。

こちらはウッドパーフェクトを塗装した側のひびの状態。 こちらもまだ問題視するような深さではないように思われます。

ということで天板部分が特に褪色やひびなどの劣化の初期段階になっていることが判りました。 それ以外の太陽が当たる時間が短い側面や太陽が当たることのない背面や裏面は全く塗装直後と変わらないような状態でした。

左がウッドパーフェクト、右がガードラックで塗装した物で、それぞれの塗料の元々の色身の違いは別として太陽の日が当たらない当たらない背面はどちらも塗装直後と変わっていない感じです。

側面も同様です。 また一番痛んでいると思われる天板もその木口を見ると円弧状に反りが増大しているわけではないので、木部の収縮による劣化も進み具合は低いと思われます。 性能の低い塗料を使った場合保護効果が不十分なため収縮が促進されて天板は凹面状に反ってくることが多いです。

中間報告の所見としては、ガードラックとウッドパーフェクトの耐久性に拘わりそうな違いはまだ発見できていません。
何れも優秀な結果だと思います。 直射日光に晒される一番気の毒な天板ですらその痛み具合は軽症と言えるレベルです。  物干し台に作った物入れ天板部分の塗膜がたった3ヶ月で剥がれてきた!という過去の無残な経験からすると雲泥の差です。

メーカーの実験では1年半の太陽光に晒したのちでもウッドパーフェクトは塗装面に大きな変化無し!とされているようですが、その時期までにはまだ7ヶ月あるものの看板にいつわりはなさそうだな!との確信を得つつあります。  むしろ今後は輝ける実績のあるガードラックとどこまで競争できるかの期待を持ちたいと考えています。  その意味で天板について発見した若干の痛みは本来なら上塗りしてやる方が良いのですが、このまま同じ場所に設置して何年持つのかのテストを継続して行きたいと考えています。  その結果は追って報告いたします。

ウッドパーフェクトは一押しの屋外木部塗料として自信を持ってお奨めできるようになりました。  折角お金を掛けて塗装するのですから、長持ちしてくれればそれだけ作品にも愛着が湧いてきます。  是非とも安心してお試しください。 無論水性塗料共通の無臭、用具の洗浄は水で良い!というメリットもあります。  ひとつだけ注意すべき点は、屋外で塗装する場合塗装後5時間程度(浸透力が強いので乾燥には通常の水性塗料より時間が掛かります。)は雨に濡らさないことなくらいです。

超浸透性・高性能の水性屋外木部塗料(ウッドパーフェクト)こちらからmini-Shopにてお求めいただけます。



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