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ジグソーで上手く切れない原因
 
2006/07/07(以前D.I.Y.雑談に含まれていたものを再編集しました。)

電動ジグソーは曲線を切るのに便利ではあるが若干の問題がある。 それは曲線を切る際に断面が直角にならずすり鉢状になってしまうことと真っ直ぐ切断するのが難しいことだが、色々と試してみると次のような事に気が付いた。

   1.厚い板で起こり易い。
   2.硬い板で起こり易い。
   3.曲率が小さい場合に起こり易い。


以下に原因と対処法について私なりの分析結果を述べてみた。 必ずしも正しいとは言えない部分があるかもしれないが、改善方法として試して頂きたいと思う。

まず何故すり鉢状になってしまうかを考察してみた。 
円を切る際にジグソーのブレードを横方向に押す力が働き易い。 ジグソーのブレードは片持ちだから横方向の力が加わるとブレードは曲がり切断半径が徐々に大きくなったり逆に小さくなったりするがその量はブレード先端に近い方が大きい。 よって板の両面で切断半径が異なるので断面はすり鉢上になってしまう。  よってこうなってしまう原因はブレードを横方向に押す力にあるのだが、厚い板、堅い板、曲率が小さい場合にはその力が大きいはずである。

 このブレードに横方向の力が発生する理屈を簡単に説明してみよう。

 左の図をご覧願いたい。 川の中に立って適当な板を流れの中に入れた状態とご
 理解願いたい。
 板の厚みが薄ければ川の流れに対して平行に挿し込んだときには、板に対して流
 れから特別な力は働かない。(図の上の状態。)

 しかし板を流れの方向に対し傾けたとたんに板を横方向に押す力が働く。(図の下
 の状態。)


 そしてその力は板の前後の長さが長いほど大きいし、板を深く挿し込むほど大きく
 なる。 つまり板と流れの接触面積が大きいほど横に押す力も大きくなるのだ。

 そして横方向の力が掛からないようにはどうするかは、

    1.常に川の流れに平行になるように板の角度を保つ。
    2.板の前後の長さを短くする。
    3.板を挿し込む量を減らす。
    4.川の流れを緩くする。


 の4つの条件を満足させられれば良いことが判る。

 電動ジグソーを使ったときはこれと全く同じで、川の流れを切断方向に、板をブレー
 ドに置き換えれば、ブレードに横から働く力を無くすことが可能だ。 再確認すると、

   1.ブレードの前後の向きを切断方向と完全に平行に保ちながら切断する。
   2.ブレードの前後が短い物を使う。
   3.切断する板厚を減少させる。
   4、切断速度を遅くする。


ということになる。 冒頭に掲げた現象の中で硬い板ですり鉢状になりやすい原因は上で説明した川の流れにおいて流れている水がもっと粘性の高いどろっとした物とした状態を考えれば良いだろう。

以上の考え方は電動ジグソーによる曲線切りのみならず、で真っ直ぐ切りたい場合にも適用される。

さて実際にはどのように電動ジグソーを操作すればよいかについては別項で解説しているが、上で説明した考察は対策法を考える根源であるので良く理解して欲しいと思う。
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