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大型クランプ
   
2003/10/24

構想そしていきなり製作

キッチン用ワゴンの組立をしている途中で脚の部分が僅かに曲がっており単に木ダボを使って接着したのでは隙間が生じてしまうことに気がつきました。 反っている角棒を強引に真っ直ぐにして接着してしまうには、大型のクランプかハタ金が必要ですがハタ金で使えそうな長さ600mmのものは\2,000.-近くしますし挟む力はクランプに比べるとかなり落ちます。  クランプの方は挟む力は大きく取れるものの極めて値段が更に高く、1本\10,000.-近くを覚悟しなければなりません。 本数は最低4本必要ですからこれを買うということは極めて馬鹿馬鹿しい出費であり、ケチな私にとっては到底承服できません。

さあどうしたものかと暫し悩んでいたのですが、ズン切りボルト(最近は全ネジボルトと言うようですが)で作れるぞ!とうたた寝している時にハッと気がつきました。
早速実行ということで作ったものがここでご紹介する物ですが、ごく僅かな問題点を除き大変具合の良い格安な物が出来ました。

材料は手持ちの端材である18mmと少量の5.5mmの合板です。 端材を使いましたから長さも幅もまちまちで、長さは600mm前後、幅が30-70mmの間になっています。 

1組のクランプに4枚の18mm厚の板(1ペアーは同一サイズとする。)とスペーサーとして5.5mmの合板の小片を6枚使います。
金属材料としてクロメート処理されたM6ズン切りボルト(長さ1m2本と大きなワッシャー4枚、ナット4個が1セット分の材料で、金属材料のみ購入しましたが1mズン切りボルトが\170.-、ナットが\3.-、ワッシャーが\2.-でしたから1セット分合計で何と\360.-にしかなりません。

これを2セット分作りましたが、クランプで実現するとなると4本必要になります。
ズン切りボルトが1mあり、合板は長さ600mm前後で切りましたから、大雑把に言って挟む方向は900mm位まで、クランプとクランプの間隔は550mm位まで離せるというかなり大きな物を処理できますし、ボルトの位置とナットを移動しさえすれば小さな物にも対処できるという大は小を兼ねるフレキシビリティーもあります。

挟む力は市販のクランプ並でかなり締めこんでも合板貼り合わせの部分が撓んでくることはなさそうで、ハタ金などより遥かに締め付け力は高く取れます。 唯一の泣き所はサイズに併せてナットを緩めたり締めたりするのに時間が掛かりますが、投資金額を考えれば止むを得ないところです。

これで自作の強力な道具がまたひとつ増えました。 設計図を描くまでもありません。いきなり作り出しても2セットが1時間強で出来ましたので大型のクランプの購入を考えている方はそのお金を別な方にまわし、以下の写真に見るような自作クランプをお勧めしたいと思います。  

材料は18mm合板の端材から切り出した棒。 ここでは長さが600mm前後、幅30-70mmとしました。 それと5.5mm厚の合板のスペーサーが必要木材です。 

まず1枚の板の両端と真中にスペーサーを木工ボンドで貼ります。 この後各張り合わせ部を両面から30mm軸細コーススレッドネジで締め付けます。

完成した4本の棒ですが、これが2組分となります。

使用前に1組の棒に6φ1000mmズン切りボルトを2本通し両端からワッシャー、ナットを通して準備OKです。

使い方は簡単。 ロの字上の中に締め付ける作品を入れ、ボルトの位置を締め付ける物の近くまで移動してナットを締め上げればよいのです。 このクランプは2組あれば実用になりますが、物が大きい時には更に1組あればかなり大型の物でも完璧に締め付け可能となります。

----- 完 ----- 


 
  
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