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読者の作品 062
 

2013/11/01

三重県松坂市にお住まいの出口様より寄せられた犬小屋をご紹介いたします。 屋外用のかなり大型のもので随所に工夫の跡が見受けられます。 また木の面に出来た傷の補修法やドリルで垂直に穴をあける簡単な方法も紹介いただいているので、併せて掲載いたします。


 大型の犬小屋



 VICさんのHPを参考に、今回は犬小屋作りに挑戦してみました。

   ・小屋だけでなく、バルコニーもつけてみました。
   ・ネット上でいろいろと参考になるデザインを捜し、
   ・材料はツーバイフォー材の2×2と1×4を使って、以下のようなものを作りました。

2×2材で骨組みを作り、

1×4材を貼り合わせて、床と壁を作ります。

上部を斜めに切断

VICさんオススメのエコウッドで塗装しました。

左側の茶色いマホガニー塗装したものがウッドデッキ部で手前から屋根(このあとポリカーボ板を張りました。

床板、柵(φ10の鉄棒が入れてあります。)
右側が小屋部分で、手前から床板(パイン)、屋根(赤)、小屋本体です。


組立完了

扉はこのあと、スプリング蝶番にしました。

ウッドデッキ部

小屋本体

屋根は掃除が楽なように取り外せます。


 私のやっている木部補修作業


 今回もVICさんのところでいただいた木口テープが役に立ちました。
よせばいいのに、壁板を「相欠き加工」しようとして…

案の定、トリマーの刃を滑らせて痛恨のミス

間違って削った部分をノミでちょっと口を広げ…

エポキシパテを埋めて…

木口テープを貼る

木口テープを貼ったところ。まだ目立ちますが…

サンドペーパーをかければ、わからなくなる。塗装すれば、 もうどこだったか見つけられないほど。


 私が考えた垂直穴あけの為の電動ドリル改造法


今回、ウッドデッキ部の柵に鉄の丸棒(Φ10)を入れるのに垂直な穴を開けるのが難しく困っていたところ、VICさんのHPに水準器を用いる方法がありましたが、読んで大問題を発見。

「電動ドリルを垂直に立てたときにお尻が水平になるように削ってやる。」

   ・どうやって垂直に立てるか?
   ・水平に削る?


そこで以下の方法でやって簡単にできました。

大きな木材の底面に印をつけて、近くの工場で ボール盤で10mm程の穴を開けてもらう。

印面を下にして同じ径のドリル刃を取り付けた ハンドドリルを穴に差し込む。これで垂直はOK

水準器とハンドドリルの間にプラスチック用のパテ を丸めて上から押しつぶす。

水準器の泡が中心に来るように水準器の角度を調整。 パテが固まれば、完成。



VICの一言

屋外で使う犬小屋としては最上の機能を持った物に仕上がっています。 色々な経験を踏まえて得た様々な知恵の塊でワンちゃんも大変嬉しそうです。 但しひとつ気になることがあります。 それは塗装でして、使用しているエコウッドは屋外用の塗料の為防腐剤が入っています。 従って生体に何らかの悪影響を及ぼす可能性があります。 従って木部保護のために外側をこれで塗るのはやむをえないとしても、小屋の内部に塗装するのは避けたほうが良いかもしれません。

写真では既に塗ってあるように見えますがそうであればその上を和信ペイントの水性ウレタンニスでその上を塗りつぶせば、犬がかじらない限り問題は解決できます。(この塗料は食品衛生法上の安全性が確認されています。)

木部を痛めた部分の補修方法では木口テープをうまく使っています。 こうすれば塗料の載らない修復部分も塗装が可能になります。 また水準器を電動ドリルのお尻に固定する方法としてパテで固定するのは名案です。 わたしがやった平らに削るよりも遥かに簡単に出来そうです。 何れも推奨したい作業法でさすがベテランだと思いました。