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読者の作品 051
 

2010/02/26

長野県にお住まいの召田様から送られた古い鏡を再利用するために製作したドレッサーです。 まだD.I.Y.は3作目とのことですが、少しずつやり方や考え方を変えてゆかないと、上達できない壁が出来上がってしまう可能性があります。 その点については後述します。


はじめまして。

DIYをはじめ間もないのですが、作り始めるとあれもこれも 作りたいといった感じです。 VIC様はいろいろと参考になるHPですので、良く拝見しています。 DIY3作品目ですが、結構いい感じなので投稿させていただきます。

=製作の動機=
 昨年家をリホームした際、古い壁掛けの鏡が不要となりました。 両親が購入したもので、捨てるのが忍びなくとってありまし
 た。 娘が自分の部屋にドレッサーが欲しいというので、古い鏡を利用してドレッサー(鏡台)を作ることにしました。

=設計=
 「設計」といっても特段知識もある訳でなく、市販の材料をいかに最小限の加工で済ませるかを基本に、寸法を決めていきま
 した。 最初は簡単なイメージ図、次は材料と古い鏡の寸法を測り全体のサイズを決めました。

=材料=
 パイン修正材 350×1820     1枚
   〃     350×910       1枚
  丸い棒   直径24mm 1820   1本
 リーホームのときに貰っておいた端材  少々
 扉のつまみ、マグネット(扉につける)、兆番
 全部で5000円くらい

=苦労話=
 固定式の鏡台にすればよかったのですが、娘の要望が「ドレッサー」と言うこともあって、垂直から3段階の角度を付けること
 にしました。  これが、苦労の始まりです・・・
 可動の仕組みは家にあった小さな鏡台を参考にしましたが、いざ加工となると持っている道具は、丸ノコ・玄翁・中学生の時
 に授業で使った鉋・毛引き・手引きのこ・安物の電動ドライバー(ドリル兼用)だけです。
 問題はカガミを受ける半円の加工です。 ジグソーがあれば問題は無いのですが、そんなものはありません。
 あれこれ考えた末、半円の加工は「ホールソー」約600円を使うことにしました。 電動ドリルにセットしてグリグリと・・・・
 これに味を占めて、鏡の上の受けを丸穴だけにして鏡をセットしましたが、角度を3段階に稼動させるには鏡が上下に動かな
 いといけないことが分かりました。(設計の時にうすうす感じていました) やはりジグソーが必要です・・・
 そんな時地元のホームセンターで、電動工具の在庫処分市の広告です。  ジグソー・サンダーが1台980円!!
 早速買いに走り、無事受けの楕円形を作りました。 サンダーは受けの曲線を作るのに大変重宝しました。

=問題点=
 完成と同時に塗装まで行きたかったのですが、信州は寒くて塗装に適した気温になりません。
 3月くらいには塗装をしようと思っています。

 前回作品の箱は、扉の寸法が解らず合わせ目が4mmくらい空きました。 今回は隙間もなくピッタリ・・・
 でも、塗装をするとしまらなくなりますよね・・・ どう対処したら良いのでしょうか?







VICの一言

 設計図面なしで製作されているようですが、
 「設計図面なんかなくたって物は作れる!」「設計図をきちんと描かないとこの程度が上限?」の2方向からの意見が出
 ると思います。

 私の意見は後者で、これは私自身の体験からそう信じている部分です。 まともな設計図無しで作っていた時代の作品は完成度
 が余りにも低い物が多く、思い入れも殆どないため現在でも残っているものはごく僅かです。

 しかし手書きでやるしかなかった昔と異なり、現在では遥かに効率的にパソコン上で描けて、修正・変更も容易に出来ますしそれ
 らの図面を保存しておいて後日修理や改造を行う際にも大変便利に使えます。
 より内容が濃い複雑な構造の物も作りやすくなるため、製作レベルアップの壁が出来にくいと思います。 初心者だから設計図は
 取り敢えず無し!ではなく、誰にでも使えるようになった文明の利器を使い倒すことにチャレンジして欲しいと思います。

 また構造や組み立て方にも更に工夫が必要かと思います。 あちこちにネジか釘の頭が見えますが、このようなテーマの組み立
 て方としては相応しくないように思いますし、鏡の傾き角度調整方法や鏡を固定する方法も外観的な面も含めてもう一息欲しいと
 ころです。