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読者の作品 043
 

2008/02/29

 東京都西東京市にお住まいのたかたか様が作られた屋外用物置が送られてきましたのでご紹介いたします。 私が製作したベランダの物置を参考に作られたそうですが通風を考えて市販のルーバーパネルを使用するなど工夫されています。 以下にお送りいただいた写真とコメントを掲載いたしますのでご覧下さい。

尚設計図面は、こちらこちらをクリックしてご覧下さい。(何れもpdfファイルです。)



 長い海外生活(足掛け約9年間)が終わり、やっと念願の一戸建てを購入してから私のDIYが始まりました。 といっても、最初は、カーテンレールの設置が必要で近くのホームセンターで購入した安い電工ドリル1丁が事の始まりでした。  部屋のコーナーにつける三角棚(市販のもの)や、外れたタオル掛けの修理程度でしたが、あるときこのサイトにたまたまたどり着き「目からウロコ」でした。 

日曜大工でこんなすばらしいものが出来るのか!っと。しかも、いろんな(今までまったく知らなかった)知識を事細かに解説(写真付きで)されているものに出会ったことはありませんでしたので端から端まですべて読みまくりました。 「ド素人のおいらにもできるかもしれない!」と、さっそく、作業台から手をつけ、おっかなびっくり(新築の家の壁に穴あけるのは最初は抵抗が・・・・・)いろいろと、次はどうやろうかと構想をねり、実践していけました。師匠(あえてそう言わさせていただきます)ありがとうございます。

作業台の次に手をつけたのが、庭に置く物置です。サイトに載っていました、ベランダの物置を参考に手を加えたものです。ルーバーのつくりにしてみたいと思っていましたが、とても素人には無理とわかり、ホームセンターにあるものを4組購入し、組み合わせることにしました。 棚の中には、長物(スコップなど)も掛けられるように右側に縦長スペースを確保。1番難しかったのは、扉を左右対称に(水平に)取り付けることです。見事に曲がってしまいました(笑)

尚、私は、土木の仕事に就いてまして、オートCADを日頃使っています。図面を書くのは得意(?)なので、図面はそれなりに書いています。組立ながらおかしな所が出ましたが、ご愛嬌ですかね・・


組立て途上の物置。 材料はワンバイフォー材でしょうか? 裏側に茶色く見えるのは市販のルーバーパネルのようです。

完成した外観。 収まりはなかなかよさそうな感じがします。 市販のルーバーパネルが上手く利用されているようです。

観音開きの扉を開いたところ。 見るからに通風が良さそうで、ルーバーパネルを使用した効果はかなりあるでしょう。

長物をきちんと収められるよう特製のフックが取り付けられています。 このような工夫で使い勝手は随分変わります。



VICの一言

湿気や高温で中に入れたものが腐ったり痛んだりしないためにも通風はできる限りよくしておきたいところですから、ルーバー構造の壁を採用するのは大正解です。 但しルーバー構造を作るのは難しいところがありますので、市販のパネルを利用するのは大変良いアイデアだと思います。

若干気になるのは、「1番難しかったのは、扉を左右対称に(水平に)取り付けることです。見事に曲がってしまいました。」の部分です。 屋外で使う物置を製作時の重要点は、横方向の撓み防止と垂直・水平がきちっと出ているかです。 写真の右端に車が見えますので設置場所はカーポートの一角だと思いますが、多分コンクリート面は緩い左下がりになっていると思います。 それに合わせて垂直度を確認しているかどうか?  また前面の開口面積が大きくなるほど横方向の撓みが起き易くなります。 これらの問題があると扉の取り付けは上手くゆかなくなります。 (蝶番の取り付け位置を正確にすればよい!というだけではない問題があります。)   写真を見ただけの勝手な想像ですが、「若干横方向の撓みが出やすいのではないだろうか?」という気がしています。