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読者の作品 032
 
2006/06/30

千葉県にお住まいのG.Y.さん(女性の方)が寄せられた台所の収納がテーマの作品です。
マンションに転居した折に食器棚を購入しようと色々物色したのですが、窓を塞がずに使えそうな物が見つからなかったため自作に踏み切ったというのが製作のきっかけだそうです。

たまたまご友人の設計・製作の応援もあって3ヶ月近くを費やし完成した収納家具は、ローコストをテーマに進め総材料費が4万円以内に納まったそうです。 ローコストをテーマとは言いながらスライドレールやスライド蝶番など快適な使用を約束できる部材或いは塗装してやればきめ細かな表面で美しく仕上げられるシナ合板を使いながら、通常見えないところにはラワン合板を使ったり、取っ手の替わりにアルミの押し出し材を使う、百円ショップで調達した部材など工夫の跡が見られます。

G.Y.さんへのお問い合わせやご感想は、こちらからどうぞ。


私は全ての家庭で(と断言しますが!)台所周りは自作の収納家具を導入するテーマが溢れていると考えています。 それは生活の仕方、台所作業の仕方、家族構成、間取り、食生活などの違いにより市販されている家具では合理的で使いやすいレイアウトは組めない!と断定ているからで、私自身が作ったそれらのテーマも実は大型リフォーム後に真っ先に製作したものです。 というか真っ先に作らざるを得なかった!という方が正しいでしょう。 その意味で全ての方に参考になる作品です。

炊飯器はスライドレールにより手前に引き出せます。 その下はペットボトルが立ったまま入るスライドレール使用の引出し2つで食品のストックが全て収まります。
ほぼ全体を見渡した自作収納家具。 左側にあるコンセントが被らないようサイズを決めています。 また色は壁の色に合わせています。

その上の中段には家電製品を置いていますが将来の買い替えでサイズ変更対応が出来るよう高さが変えられるようになっています。

左側のトップはタイル貼りで仕上げてあります。 タイルを接着剤で貼り付けてから目地材を充填して汚れ防止にロウを塗っています。

その下は3段の食器などを収める引出しでスライドレールを使用。 また取っ手はアルミ押し出し材を切断した物で実用性高くコストセーブに繋がっています。

3段の引出しを引いた所。 3段式のレールを使い調整に苦労したとのことですが、初心者にとっては使いこなしで敷居の高い部材です。

一番下には3つのごみ箱が納まっていますが、脚で引き出して更に踏み込むと蓋が開く!という便利な構造になっています。

上部の扉を開いた所。 スライド蝶番使用ですが、棚受けには木ダボを使いコストセーブのひとつになっています。
これは余った部材で作った電話台で取っ手、塗装色などを共通にして統一感を与えています。


VICの一言: 日曜大工はあまりやられていないという前提でのコメントですが、ご友人のアドバイスを受けたせいかかなり敷居の高い作業にもチャレンジされています。 中でも3段式スライドレールの使用は引き出し外寸幅と本体内寸の差(隙間の幅になります。)の許容誤差は大変厳しく、ちょっとした切断誤差、組立て誤差でレールはスムーズに動かなくなります。  そしてそれを調整するのも大変困難です。 従って切断組立てなどが正確に(0.5mm以下の誤差に追い込む必要がある。)やる自信が無ければ、2段式レール使用の方がリスクは遥かに低くなります。(mini-Shopで販売しているレールの場合、引き出しと本体の隙間誤差は+0.0mm、−3.0mm程度まで許容されます。)

それと写真で見る限り扉の裏側は塗装されていないようですが、湿度が高めで油分で汚れやすい台所内の収納家具の場合には通常は見えない扉の裏側も塗装すべきだと思います。 それと使う塗料についても耐水性、耐熱性、擦れに強い物を使用したいところで、その意味では普通の水性塗料は物理性能がいまいちと思います。