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プランター ボックス2
2004/06/04

構想

既に紹介しているプランターボックスは製作してから既に2年が経過しています。 腐れ防止に塗装はしてあるものの塗料自身にひび割れが入り再塗装しても汚らしくなるだけですので、同じプランターを使った新デザインのものを作ろうというのが、テーマです。

材料としては特に廉価になった1 x 4(SPF材とかホワイトウッド材)6フィートのものが\170.-から\200.-の間で売られています。 北米または欧州の松系の材料であまり長持ちはしませんが、何しろ安いので取り上げたい材料です。

 作り方としても正真正銘の入門用として、間違いなく1日で作れしかも格好の良いものにしたいと
 考えています。 基本的な外観は左の図のようなもので、板取や加工の容易さなどをあれこれ
 考えておりまだ最終的なものにはなっていませんが、イメージとしては変わらないと思います。

 ポイントとしては側面から見ると緩いカーブで下がすぼまっている感じにします。 正面から見ると
 幅の狭い横板を4枚貼り付ける構造ですが、それぞれの両端は丸く成形しデザインします。
 プランターは両端に配する柱となる部分の上面と、底の下に配した補強板に乗せるようにし、底
 板はありません。 この為雨が降っても水溜りは出来ませんから腐りにくくなります。

材料は上記で述べた6フィート1 x 4材を3枚とネジが数十本で、屋外で使用し雨に濡れるために木工ボンドは使いません。 従って材料代としては\600.-から\700.-で済みますが、長期間使えるようにするには塗装が不可欠ですからその分が追加され総額\1,100.-から\1,200.-といったところになると思います。

使う道具は、電動ドライバー、ノコギリ、電動ジグソーです。 mini-Shopでも販売しているFDD-1000(電動ドリルドライバー)CJ-250(電動ジグソー)等の軽作業用で十分にまかなえます。



2004/06/11

製作詳細

 最終的に詰めた設計図面は左のとおりです。 高さを20mm低くしたのと支えの横板(F)を柱の
 両側から挟むようにしただけでだけで他は変更ありません。

 実はこの設計はプランターのサイズを640 x 230 x 160で進めたのですが、3枚のSPF材を使
 って端材は極僅かしか出ない超経済設計になっています。 切断をホームセンターでやってもらう
 と、ホームセンターで使うパネルソーは刃の厚みが3mmあるため3枚では足らなくなりますし、縦
 割りの部材(AEF)も幅が狭くなってしまい、E、とFはあまり問題ないですが、Aについては貼
 ったときの隙間が増大します。 従ってこの経済寸法で行く場合にはゼットソーや電動ジグソーを
 使って自分で切断する必要がありますのでご承知おきください。

 板取りについては左図のようになっています。 SPF材は幅89mm、長さ1820mm、厚さ19mmが標準
 になっていますが、例えば1枚目と2枚目を切り出すと、750+750+310=1810mmとなりノコギリの切り
 幅を1mmとすると、3-4mmなくなりますので、トータルで6-7mmしか端材が出ません。 板の端の直
 角出しをするとぎりぎりの寸法です。

 設計図中側面図はちょっと複雑になっていますので詳細図を元に説明しておきます。  CDはそれぞれ
 幅234mm226mmに切断した後、板幅の中心で角度が変わる斜めカットをします。 それぞれの斜め
 カットの面に左右4枚ずつのAの板を貼り付け、全体として横から見ると緩いカーブを描くようになっていま
 す。

 柱となるBCと,Dの連結を兼ねながら裏側からネジ止めしますが、同時にBの上部はプランターの縁を
 支える役目も果たします。  またこの図面では重なっているため判りませんが、柱を支える横板のF
 Bを両面から挟むように固定されます。

 このテーマの切断精度はあまり気にしなくてもすむようになっていますが、綺麗にピシッとした外観にす
 るためには、切断誤差を1mm以内に押さえたいところです。

 さあ能書きはこの辺にして具体的な製作の様子を写真でご覧下さい。

3枚のSPF材を板取図の青線部分で切断します。 ゼットソーで簡単に切断できますが電動ジグソーでも良いでしょう。

縦割りにする部分はこのように電動ジグソーで切断しました。 縦引きとなるので手引きでは大変です。 低重心設計のCJ-250を使っていますが、慎重に作業すれば意外に直線性は悪くありません。

CDはこの図面を元に両側を斜めにカットします。
(図をクリックすると拡大図が見れます。)

CDの両端ををゼットソーで切断し木工やすりで仕上げました。 電動ジグソーを使っても良いでしょう。

1 x 4材は角が丸く落としてありますが、縦割りにしたAは1箇所だけ角をカンナで削って丸くします。

断面を見るとこんな具合で左側が表面になります。

ここまでの加工が済んだ全部材です。 このあと角の丸め加工を電動ジグソーと木工やすりでAFに対して施します。

かなり小さなRですのでジグソーでの切断に自信のない方は、単純に角を落とすだけか、何もしないでも結構ですが出来栄えは随分変わってきます。

Bの上部のネジ止め位置にの穴をあけておきます。 ネジ止めの際こうすると板の割れ防止になります。

BCにネジ(35mm)止めしていますが、固定位置はCの上部より19mm下がった所です。 ネジは頭が若干もぐった所で止めます。 その下にDを当てて同様にネジ止めします。

次にF1枚をBの下に内側から35mmのネジで固定します。(写真に見える面が内側です。)

その上からもう1枚のF50-55mmネジで固定します。
(ネジ位置が干渉しないよう注意。)

Aの上になる面の裏側にGを上端から19mm下にずらし35mmネジで固定します。(2枚のAをこのようにします。)

左右のCの間隔が644mmとなる位置に、Gを固定したA45-50mmネジで固定します。 (左右とも取り敢えずネジ1本ずつであとでもう1本打ち込みます。)

そっとひっくり返してもう1枚のAをネジ止めします。(これも左右ネジ1本ずつ)

起こしてプランターを嵌め込みプランターの底に軽く当たるようEを挟んでEの固定位置を印します。

EBの外側から45-50mmネジ2本ずつで固定します。

そのあと残り全部のAを上から45-50mmネジで固定して出来上がりです。(1箇所辺り2本ずつで最初に固定したAにももう1本ネジを追加します。)

ネジ位置が判るよう各部の写真を撮りました。 正面はご覧のとおり各Aは4本のネジで固定です。

側面にはネジが2本しか見えません。 手前のFCDは裏側からネジで固定されているからです。

内側には沢山見えます。 というか外部から見えるネジの数を少なくし少しでも見栄えをよくしようというわけです。

正面と裏面の内側。 プランターを受ける横棒Gがネジ止めされています。

引き続き塗装です。 油性の屋外用塗料でライトオーク色。 乾燥がちょっと遅く6-8時間後に2回目を塗ります。

和新ペイントと三共製薬の共同開発による塗料で、防虫、防腐、防カビ効果があります。mini-Shopでの扱いを検討中です。)

完成したプランターボックス。 1作目の頑丈一徹無骨さ(右上)に比べると曲線が入りより優しい感じです。

----- 完 -----

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