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パテで穴を埋めるコツ
 
2002/04/04

沢山のスレンダースレッドネジを使って製作した場合それらのネジの頭が見えるのは美しいものではない。 そこで予めネジの頭を深く埋め込んだ上でその穴を埋めてから塗装すれば見違えるような外観となる。 その為にパテによる穴埋めは重要な作業なのだが、これにもちょっとしたコツがいる。 決して難しい事ではないがこれから述べる事をご理解の上作業すると、スピーディーに事が進むので知っていて損はないと思う。

先ず使うパテだがホームセンターに行くと結構様々なパテがあり選択に迷うかもしれない。 私はコニシボンドのウッドパテを使っている。 これは油性のパテで2種類の色があるが、塗りつぶしてしまうのであれば何色でも構わない。 このパテは比較的乾燥したときの収縮が少なくひび割れを生ずる事も少ないという経験則に基づき比較的満足度が高い。 但しステインで着色するような場合には使用不可である。(乾燥したパテに染み込まないため) 

 2mm以下の浅い傷や凹みはヘラで摺り込めば一度で埋まるが、それ以上に深く
 なってくると、一度で埋めるのは困難になってくる。 エポキシ系のパテを使う手も
 あり殆ど収縮しないので深い穴を埋めるには向いているが、完全硬化には1週間
 掛かることとはみ出た部分を1週間以内に削り落とさないとならないという制限が
 あり、窪みが浅い場合にはウッドパテの方が作業性が良い。

 さてそのすり込み方が問題で左に図示したが、ヘラでパテを平らにすり込むのが
 結構難しい。 穴の中のパテが凹んでしまう場合と逆に盛り上がってしまう場合
 がありそう簡単に平らになってくれないのである。 私も暫しの間悩んだがその原
 因をつきとめた。 パテをすり込むときのヘラと材料がなす角度が問題なのだ。 

 理屈が判ってしまえばなあんだという事になり面白くもなんともないのだが、原因
 は次の通りである。

 ヘラを立てたときにはヘラを移動する方向に穴の中のパテが引っ張られる
 力が働く為穴の中のパテは凹んでしまう。


 ヘラを寝かせた時にはヘラが穴の中にパテを押し込もうとする為、ヘラが通
 った後の穴からパテが出てくるので盛り上がる。


 よってヘラを傾けるには丁度良い角度があり、何度も何度もすり込むのではなく、
 すり込んだ後にほんの少し盛り上がる角度を探してしまう事が肝要。 
 こうすると驚くほど作業は早くなる。 

 ほんの少し盛り上がるように。と言うのは、パテが乾燥すると若干収縮して凹む
 為であるが、元々深い穴を一度で埋めようと言うのは不可能であり最低で2回繰
 り返さないと無理である。 

 パテを重ね塗りする場合には1昼夜寝かせた上でペーパーで一度表面を平らにし
 てから行う事。そうしないと穴周辺の平面性がかなり悪くなってくる。 

 また穴の周りにパテが残っているとその部分は塗装したとき大変目立つので、
 穴以外に残っているパテはペーパーで完全に削り取った方が良い。 
 そうしておけば塗装後は埋めた穴が何処にあるのか全く判らなくなる。

 パテによる穴埋めは外観部の場合意外に時間の掛かる作業であるが決してあせ
 った処理をしてはならない。 その心掛けひとつが見栄えに大きく影響してくる。 
 プロではないのだから、時間が掛かる事そのものが損得勘定に影響しないのだ。


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