新17 スライドレールの使い方
挿入された図面はアトムリビンテック(株)の提供です。

以下の説明はアトムリビンテック製の新17シリーズ 2段式スライドレールの使用方法詳細です。
他社の製品或いはアトムリビンテックの他のシリーズのレールには適用されませんのでご注意ください。


1.特徴
 ・ 車輪にポリアセタール樹脂を使用したため高い摺動性能をもち、安定した走行性能と低磨耗/
   低騒音を実現しています。
 ・ レールには引き出し後方ストッパー、せり出し防止、引き込み防止の安全機構付きです。
 ・ コンパクトでありながら強度、耐久性に優れており、デスク、厨房、整理ダンス、収納家具など
   の引き出しに適しています。
 ・ 耐荷重の点で有利な底付け式を在庫していますが、横付け式もお取り寄せ可能です。


2.種類

引き出し取り付け部分の長さ300mmから600mmまで50mm刻みで7種類があります。 引出しの長さがレールよりも長くても取り付けは可能ですが、この場合引出しの奥のものが取り出しにくくなります。


 スライド長はスライドレール全長より若干短くなります。
 レール長によりスライド長は変わりますので、左の図で
 確認ください。

 こちらの図面は取付けネジ穴位置を表します。
 図中のA、B、C、Dの値は左の表と対比してください。

 具体的な取付け方は後述いたします。

 耐荷重については、左の表にあるとおり、40cmのレー
 ルで1セット辺り25kgまでです。



3.レール取り付けに配慮すべきこと
 引出しの横幅(F)に対し引き出し取
 付け本体内幅(G)は左右それぞれ
 11mm以上必要です。

 この値が余りにも大きいと右側レー
 ル車輪位置が右にずれて外れてし
 まいますので、実用上は11-13mm
 の値で設計してください。 尚11mm
 より狭くなると車輪がレール側壁に
 当たり滑らかに動かなくなります。

 また引き出し上部に引き出しの取り
 外しの空間を15mm以上設ける必
 要があります。

 左の図はレールの収まり具合を正
 面から見ています。 上記で述べた
 本体内幅との隙間はこの図では
 Min.11と記載してありますが、これ
 が大きくなると右側の車輪に載る位
 置が左にずれてくることが判ります。

 引出しの下に底板がある場合には
 本体側レールの取付け位置は底面
 から16mm以上浮かせます。

 下に引出しを重ねる場合には下の
 引出しとの境界線から16mm以上
 浮かせてレールを取付けます。
 この辺りは具体例で後述します。

 引き出し側レール固定は底部で行
 い、引出し端から7mmの位置にネ
 ジ止めしますので、引出しの箱の厚
 みは12mm以上を推奨いたします。

4.引き出し設計の具体例
 こちらの図面はVic Ohashiが個室2の収納家具で作った引出しの詳細図です。
 この設計では引出しの箱間のスペースを18mm(上の説明では16mm以上)、最下部の引出しの箱と底面間を8mm、最
 上部の引出しの箱上の空間を15mm取るよう設計されています。
 この4段引出しそれぞれの箱の高さは最上部が最も浅く次に最下部がそして中段二つは同じ深さで最も深くなっています
 が、引き出し前板の高さを一定にし且つ前述の引き出し間の隙間を確保するために算出された値です。

 例えば最上段は前板の高さ151mm - 前板の上部被り(18mm合板 - 4mmの隙間)14mm - 上部空間15mm - 下の
 引き出し前板からのせり上がり3mm = 119mmで算出。

 2段目三段目は前板の高さ151mm - 上部空間15mm - 下の引き出し前板からのせり上がり3mm = 133mmで算出。

 最下段の場合は151mm - 上部空間15mm - 底板からのせり上がり8mm - 前板の下の被り量4mm = 124mm

 と算出したものです。
 (引き出しの前板の高さは151mmでは上下の前板がこすれてしまうため、最終的には149-150mmとしています。)

 同図面の下には本体側スライドレールのネジ止め位置を計算し記載しています。 これらの高さはそれぞれの引出しの
 箱の底面より10.5mm上にありますがこの10.5mmと言う値はこのシリーズのスライドレール総てに共通する値です。


5.取付け方
 本体側レール、引き出し側レール共に3φ16mmのタッピングネジで固定します。(このネジは付属しています。)
 レールには6個のネジ穴がありますがレールそれぞれ3本ずつのネジでで十分です。 もしも側板の両面同じ高さにに
 レールを取り付ける場合には、固定ネジ同士が干渉しないようネジ止めする穴の位置を選んで干渉しないようにします。

 その他引出し製作に関しては、個室2の収納家具を参照ください。


6.引き出し及びレール取付け部分の設計サービス
 以上の説明とVIC's D.I.Y.内の解説で具体的な設計は可能なはずですが、ご希望が御座いましたら引き出し部分のみの
 設計サービスを致します。 設計手数料は引き出しの個数或いは複雑さにより変化しますが、1件辺り\1,000.-以上と
 なります。  尚当ショップでスライドレールをお買い求めの場合にのみお受けいたします。

 手順としては、

 1.作りたい引出しの大きさ(縦 x 横 x 奥行き)
 2.上下及び横方向の段数
 3.本体側板の厚さ
 4.引き出し前板のかぶり寸法
 5.引き出し上部と下部の構造の希望

 をお知らせください。 これに基づき外観図と使用レール及び設計手数料の合計見積り金額をお送りいたします。
 (ここまでは無料です。)

 その結果御納得いただけた場合にはご入金を確認した上で、スライドレールと共に、詳細な設計図(引き出しの詳細
 寸法図、スライドレール取り付け位置詳細図、引出し部材切断寸法図)
をお送りいたします。

 尚本サービスは当ショップが設計したとおりに製作された場合にのみ正しく動作機能することを保証するものであり、材
 料切断誤差、組立て取付け時の誤差/不具合、材料の反り、見積り時とは仕様変更が発生した、などに起因する動作
 不具合に関しては一切の責任をもてませんのでご承知置きください。

 設計サービスに関するお問合せは、こちらからお願いいたします。


2004/02/29
VIC's D.I.Y. mini-Shop 責任者 大橋 克人 (Vic Ohashi)

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